[No.3456]
#42「マインドハッキング」クリストファー・ワイリー
対象となる人々の支持政党や政策、好きな商品や消費行動をコントロールしたい、影響を与えたいと思う気持ち、売りたいという気持ちは当たり前です。
個人情報保護やプライバシーの重要性が法的にも実践されている現代では、許諾なく個人情報を収集することも禁止されていますし、収集時に約束した目的以外に個人情報を利用することはもちろん禁止されています。
合法的に、いやバレずに禁止されている個人情報やデータの悪用を、実は簡単に行うことも、巨大なビジネスにすることも、権力が悪用することも容易であった、と知った本です。
facebookは、久しぶりの友達に再会できたり、なかなか会えない友人の近況を知ることができたり、知らせることができたりと有用だと思いますが、広告が出始めた時、おすすめの記事が頻出するようになることは違和感が強かったです。
無償のサービスが、収益性を求めるようになることで、いろんな歪みを内在してしまうのだとは思います。
マイクロターゲティングの件、理論的に想像できるので、おそろしくなりました。スノーデンの告白でも、いろんな携帯電話の通話やメールの内容も、実は覗かれているという実態を知りました。
自分の考えも、SNSなどの記事やフェイクニュースに操られてしまう危険性を知りながら、どうインターネットを活用して社会をよくするか、挑戦しがいのあるテーマだと思います。
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