[No.3460]
#44「成功の法則100ヶ条」三木谷 浩史
インターネットで買い物なんてしないよ、と言われていた頃に楽天市場を創業したわけです。拙者、当時働いていた会社で、オンラインショッピングサイトを作ろうと提案したのですが、当時の上司や経営陣に、月額5万円の承認がもらえなかったことを憶えています。
既成概念、これまでの成功体験、常識と呼ばれる判断基準などが、将来に向けては期待するほどには有用ではない、ことを再認識します。
失敗から学ぶ、とは言うものの、実際仕事の現場では如何に失敗しないようにするか確認するのに時間を要したり、失敗しないと思えば現状維持や現状ちょいプラスで進めることも、なかば合理的な仕事の判断と捉える風潮は、いろんな会社のあちこちで見られると思います。
著者自身の体験に基づく話も多いですし、あまのじゃくな考え方や、どうにかなるさ、とか、しつこくやり抜こう、とするマインドセットが何か成果を出すためには必要、という考え方には、大いに賛同できます。
脳みそも、体もフルに使ってみて、諦めずにコツコツと続けるのであって、楽にビジネスで成果を出したり、言うだけで何かが変わるわけではなく、自らが考え続け、考え抜いてやり抜くのは、豊かな人生につながるいい考え方えだと思いました。
無謀だと言われ、決算にダメージを与え続けていると評されるモバイル事業。さあ、5年後にどうなっているでしょうか? マーケットはどう評するか、も楽しみにしておきます。
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