[No.3468]
「自分をいかして生きる」西村 佳哲
先日お会いできました人生の先輩でもあり、ご指導ご鞭撻をいただいた元上司とは、いろんなお話をさせていただくのです。拙者が虚飾を図る必要も全くないので、青臭いような疑問や想いも聞いていただいたりします。
何のために生きるか、なぜ働くのか、という話題でもいろんな経験やご意見もお聞きしました帰り道、紹介してもらった書店で見つけて買った本です。
著名なデザイナー夫婦である、チャールズ&レイ・イームズのデザインとは何か、を図で表現したトピックが印象に残りました。
- デザイン事務所の興味と関心事
- クライアントの真の関心領域
- 社会全体の関心事
これらの重なり合うところこそ、デザイナーが強い気持ちと熱意を持って打ち込める部分である、ということだそうです。イームズにとって仕事とは、クライアントや社会に合わせることではなく、自分を含むその全員が一致する領域を見い出して、そこに情熱と確信を投入すること、だと。
この考え方は、会社に勤めていて働いても同じことだと思いました。業務指示があるから、担当だから仕事する、ではなく、どんな意義があるのか、もっといい方法はないか、考え続ける、考え抜く、ということなんだと思います。
最短距離で実現する、最小労力で最大効用を得ようとすることを、仕事のいいやり方と捉えることが個人的に好きではない拙者にとって、とても共感できる内容も多かったです。この本は、手元に置いておこうと思います。
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