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2021-01-04

自分の軸を持つこと、変えてもいいけど、揺るがせられない強さ

[No.3289]

今読んでいる本、拙者のこれまでの経験を後押ししてくれているようで、とても嬉しい気持ちになっています。

  • 大学に進学し教員免許を取得、生涯を教師として職務を全うする
  • 法学部を卒業し、大企業で法務部門で法律に関わる担当者になる

おそらく、拙者が高校生の頃に周囲の大人が描いてくれた将来の自分の進路やキャリアの典型例のような気がします。大学に進学して、安定した組織や団体に帰属し、専門性を高める云々が主なシナリオだったと感じます。

拙者自身は、違和感を感じて聞いていました。そんなにスムーズなことはないだろうと。国家公務員として永年勤続する父と、国家資格を持ち医療に関わりたいという自分の思いを実現させ続けた母に田舎で育てられたので、都会のビジネスマンが周囲にはいませんでしたが、大きな会社に勤めて安定した生活をおくれるのか?と漠然とした疑問を感じていましたし。

拙者自身は大学では、学部のメインではない専門科目を専攻し、学部を変更して、違う大学の大学院に進学しました。大学院時代は学部時代の勉強不足を日々痛感しながら修士論文を書きました。博士課程に進まず、いったん機械の輸入商社に就職。まったく畑違いでおまけに英語で仕事することになってアタフタ。その後マーケティングに興味をもち、広告関連の会社に転職し、、、と自分の興味や強みをもとに、転職を複数回経験しました。

転職の際に職務経歴書を提示すると、先方のリアクションは2パターンに分かれました。

大学から専攻を変えて大学院に進学して、畑違いに就職して、いろいろ興味が変わるのですね、と明らかに、あるいは暗喩的にネガティブに感じる場合があります。その場合、なぜそのような選択をしてどんな経験をしたかを説明することになるのですが、その段階で納得していただける場合は、その後いいお話ができます。それでもネガティブな反応をされる場合は、ご縁がない、となることが多かったです。

実際に会社で働き始めると気づきます。学生時代の専攻をそのまま活用する業務以外もたくさん仕事はあること。異動もあるので担当業務は変わること。専門性も必要だが、コミュニケーション能力、ジェネラリストとしての能力も重要であること。一つの会社に帰属し続けることにはメリットもデメリットもあること。 

チビ子がどんなことを勉強したいと思うか、キャリアを進みたいと思うか興味はあるし、わかりませんけど、拙者の経験や考えたことを、うざくない程度に話して、一緒に議論したり、選択肢を考えてみたりするのも楽しみです。

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