[No.3092]
#52「THINK AGAIN」アダム・グラント
GIVE AND TAKEと ORIGINALSに引き続き、アダム・グラント著作の3つ目です。組織内での心理や意思決定に関連する研究ですが、拙者としては会社と仕事で、いろんな方と関わるのに、どんな姿勢や気持ちでコミュニケーションを取ればいいか、の示唆に富んでいると感じます。
今回もいろんな気付きがありました。アダム・グラント氏の視点、指摘やキーワードを、他の著作でも見かけることも多いです。誰がそもそも言い出した事は知らないですが、拙者の興味関心が、いろんな著作を通じて繋がっている感じも、心地よいです。
THINK AGAINとは、まさに再考を意味しています。自分の考えを自分で疑ってみることこそが、最強・最大の知性とも述べられています。
ビジネスマンのキャリアを考えると、自分の経歴や実績をベースにアピールしたり、考察することも多いのですが、固執することなく、柔軟に他者のアイデアや気付きを盛り込むことの勇気や潔さの重要性に気が付きます。自分自身の意見や提案が採用される、という結果を目指すのではなく、課題の解決を最優先とするのであれば、誰の意見であるかに固執しない、というのは当たり前のことでもあります。実際は、意地やプライドが邪魔すること、多いと思います。
リレーションシップ・コンフリクト(人間関係で起こる対立)とタスク・コンフリクト(単なる意見のぶつかり合い)ですが、議論はあくまでもタスク・コンフリクトであるべきですが、やっぱり人間なので、人間関係もゼロにはなりません。
とても要約的にポイントを網羅することは出来ませんので、自分で振り返って大事だなと思ったことを思い出しやすいように、キーワードをメモします
- 非協調のギバーからの指摘は愛のムチ
- ベストプラクティスでゴールを縛らず、ベタープラクティスを見直し続ける
- 心理的安全性のある環境で、学び続ける
- 意見の相違は対立ではなく、寄り添ってダンスをする
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