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2023-12-11

読んだ本(2023-#56):倒れるときは前のめり

[No.3350]

#56「倒れるときは前のめり」有川ひろ

拙者が有川浩(ひろ)作品を読み始めたのは、阪急電車でした。海外出張の時に一気に読み、映画化されたものも、すぐに観まして、本も映画も満喫しました。三匹のおっさんシリーズも好きですし、読み心地のよさ、読後に残るポジティブな気持ちが気に入っている理由だと思います。

そんな有川ひろさんのエッセイがあると気が付き、さっそく読み始めたのです。まず、タイトルが気に入りました。拙者もこの信条で仕事していますし、生きていこうと思っています。

日々の気づきがエッセイの素になっているのだと思いますが、その一つ一つはとても日常的な出来事ですが、ちょっとした疑問や本当にそうなの、という自分で考えてみる、調べてみる習慣がない人は、エッセイが面白くないと感じます。あと、少しは、あまのじゃくな性格もエッセイには必要と思います。

書店での本との出会いを、有名作家でもある有川ひろさんも、そんなふうに感じているのだと思うと、ますます有川作品も、書店も好きになります。

阪急電車の映画を観た時に、有川さんが感じたこと、コメントした事の内容やその背景を知ると、生き様も感じます。お気楽に見える日常と、その内なる強い熱い情熱を併せ持つ、しかしそんなに内なる熱いものは安易に見せたりしない、うん、憧れます。

エッセイの面白い人、もちろん文章として生成する語彙や文章能力も必要ですが、まずは面白いネタがないとエッセイは面白くなさそうです。となると、もう虹の橋を渡ってしまった、母方の伯父さん達、遠洋漁業や貨物船の船乗りだった出来事を親戚の集まる席でいろいろ聞きましたが、あの話などをエッセイにすると、相当に面白いはずです。

拙者も、エッセイが面白くなるような豊かな人生をおくろうと思います。

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