[No.3634]
#12「旅屋おかえり」原田 マハ
これまでに原田マハ作品を鑑賞してきましたが、最近加速度的に読むようになっている気もします。
旅番組のレポーターのみが今ある仕事、ついにはその仕事もなくなってしまった、”おかえり”こと丘えりかが主人公。
スポンサーの決定で、旅番組がなくなってしまった芸能事務所が始めた新事業とは、誰かの代わりに旅して、頼まれたミッションを遂行して納品する、という仕事。
べたべたしていないけど、周囲の人々、つながっていく人々との温かいつながりが、読んでいて心地よく、昔の田舎の事を思い出しました。
旅に出るといろんなことを考えたり、思い出したりします。毎日の生活、日常では気づかないことに旅の途中で気づいたり、日常が当たり前ではなくなった時に感じることも、やはり大事だと思います。
せっかくいい本を手に入れたのに、一気読み。ちょっともったいなかった気がするのは、拙者がケチだということでしょうか。
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