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2020-06-24

[苦悶の長文→ガッツで解決]K2 Kickboard Pro Kick を太いホイールに換えた


[No.2599]

我が家にキックボードを導入後、
チビ子の自転車練習を追いかけたり、
チビ子がスイスイーと乗って遊んだり、
想像以上に活躍してくれています。

もともと
K2 Kickboard Pro Kickは、
大人向けのキックボードなので
拙者が乗っても問題ないですし、
チビ子が成長している今も
十分使い勝手に問題はありません。

最近では
近所への買い物の時や、
習い事から夕方帰る時に
チビ子を迎えに行き、キックボードに乗ったチビ子を
押しながら連れて帰るのが我が家のブーム。
なかなか活躍の頻度は多いです。

※自動車、自転車、歩行者によーく注意しなければなりません。

道路の凸凹でガタガタするのが、おさまらないか、
ホイールの回転具合が悪くなったようなのでホイールを換えたい、
太いホイールにしたら、もっと走行や方向を変えるのが安定しそう、
そんな思いが湧き上がり、
よっしゃ、太くてやわらかい目のホイールに換えてやろう、
と決めて、交換ホイールや部品を探すことにしました。

ここからがまさかの展開、解決の糸口の見えない旅の始まりでした。

難点1:K2 Kickboard Pro Kickは古い
K2社はキックボード事業を、スイスのMicroMobility社に譲渡しています。
Pro Kick の修理や交換部品の提供は、すでにサポートしておらず。

難点2:Micromobility Japanは売ってくれない
現行の製品ラインナップに太いホイールのキックボードはありますが、
日本の販売代理店では取り扱いなく、太いホイールも売ってくれない、とのお返事。

難点3: Micromobility本社(スイス)にメールするも
お返事ありましたが、日本の販売代理店にコンタクトして、とのお返事。
日本の販売代理店では売ってくれない、と返信したら、sorryとだけの返信。

難点4と5と6:
アメリカ、カナダ、シンガポールの代理店にメールしたら
太いホイールの販売はあるものの、日本には売れない、とのお返事。

難点7:代替ホイールをネットで探そうとしても・・・
キックボード 前輪、タイヤのキーワードで検索しても見つからず。
キックボードではなく、インラインスケート、
前輪やタイヤではなく、ホイールかウィールというヒラガナでなければ
検索もヒットしないことが判明。
インラインスケートのホイールに太いホイールはなく、
スケートボード 用のホイールが良さそうなことに気がつきました。
素材の素材、硬さや軟らかさ、ホイールの直径や幅、ベアリングの性能やサイズ、
ナットやネジの大きさなども実は調べないと分からないことだらけ。
なるべく大きい径で、軟らかめのスケートボード 用のホイールと
ベアリングをなんとか注文。

難点8:ホイールが届くも、取り付けられず
持っているキックボードの構造を見ながらスケートボード 用のホイールを注文しましたが、取り付けるとホイールとキックボードが当たってしまい、取り付けられません。
カッターナイフで、ホイールを自分で削ろうとしましたが、1秒で諦めました。
ホイール交換計画、ここまでか。

気持ちが折れそうになったので、ここで2、3日経過・・・

難点9:ホイールを加工してくれる業者を探してみる
「ゴム、加工」というキーワードで検索した業者さんに、電話で聞いて見たのですが、ゴム板からの切り出し加工は可能だが、加工されたホイールを削るのは、ましてや個人から注文は対応できない、というお返事が続きました。
しかし、優しい業者さんに「ゴム、追加工」というキーワードで検索したらいい、と教えてもらい、検索を続けました。

難点10:やってみないと分からない
加工してもらいたい内容を下図のように資料として作成し、数社に見積りを依頼。
「やってみないと分からない。ぜひ試させてください」とお返事いただいた北陸の会社さんに依頼することに決めました。

試し加工の後に、写真添付で報告をいただき、丸め加工の程度も決定し、いざ加工です。
3日後に我が家に届いた加工後のホイールです。
丸め加工もきれいに磨かれて、予想以上です。




いざ、キックボードに取り付けてみます。
今のホイールを取り外して、太いホイールを取り付けると



本体に当たることなく、太いホイールの取り付け成功です





紆余曲折、珍道中な調べの日々でした。
スイス、アメリカ、カナダ、シンガポールにコンタクトして、
なんとか優しい北陸の会社さんに巡り合い、
今ここに快適な太いホイールへの交換が完了しました。
走行は安定し、路面の凸凹の吸収も予想以上の効果です。

1個1,000円で購入したホイール、加工代は1個数千円でした。
ホイールよりも加工代の方が高くなりました。
しかし、もし太いホイールをMicromobility 社から購入していたら
5,000円くらいでしたから、相応な費用と思います。
この精度や仕上げ、何より親切な対応をいただいて、太いホイールへの交換ができたので、いろいろ面白い経験、つまづきも楽しめました。
今回も、拙者は思うのです、
諦めなければ何とかなる、と。 

いい大人が、キックボードのホイールを交換しただけです。
でも、今に至れたことを、拙者は自分でようやった、
と少し褒めたい気分です。

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