[No.3244]
もし話せるのであれば、ぜひ直接お話をうかがってみたい、そんな気持ちになりました。おそらくテレビも置かれていたであろうリビングルームの大きな窓と庭を見て、勝手に親近感も増幅しました。拙者もこのリビング好きだなーと感じました。
天井が高く、大きな窓から明るい光が差し込む、素敵なアトリエ空間です。
作品を見ていると不思議なあたたかい気持ちになりました。間近で筆の運びを見ると、無駄がなく、必要にして最小の塗り、そんな感じです。
陽と院、内部と外部、生と死、喜びと悲しみなどの相反する状態を包含した、命、そんなキーワードが頭を巡りました。
展示の作品解説を見ると、どの作品にも必ず眼がある、とのこと。何かを見た、なのか、何かを見てやる、なのか。この作品の名前は、悲しい生物。
生まれて初めて大阪万博公園の太陽の塔を間近で見たときは、驚きました。塔の大きさや発しているようなエネルギーにはびっくりしましたけど、異物感はさほどなく、しばらく見上げていました。
塔の背中には、太陽の顔や塔が黒で描かれています。
科学技術が発達して、インターネットで情報発信や検索がこんなに容易になっても、これからのコロナ禍をどう生きるか、不安や心配もあります。拙者自身のこれからの挑戦や変化を乗り越えられるか、も自信満々なわけではないですし。
そりゃそうだ、誰も自信満々で不安なし、じゃない。それでも前を向いて、自分の意思を大事に突き進んで見るしかない、結果を先に気にして踏みとどまったり、諦めたりせずに。
結局、拙者は自分自身に、そう言い聞かせるのでした。30分くらいの時間でしたが、作品を見て、いろいろ想像して、混雑もしていない素敵な時間になりました。
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