- 晩婚化の社会的要因として、都市生活におけるワークスタイルが婚姻を難しくする、特に都会において晩婚化が顕著になる
- 少子化には歯止めがかからないかも
2005年以降、合計特殊出生率は横ばいになっています。2019年で1.36人、つまり2019年時点での年齢別出生率を足し合わせて、かりにその出生率を合計した数字を、生涯の女性の出生児数と見立てると、一人の女性が産むと見なす子供の数は1.36人なので、このままだと人口は自然減ですね。
完結出生児数という統計数字もあり、結婚持続期間(結婚からの経過期間)15~19年夫婦の平均出生子ども数であり、夫婦の最終的な平均出生子ども数とみなされます。2015年の統計で1.94人と生まれる子供の数は減っていますが、減りに歯止めがかかっているようにも見えます。平均初婚年齢の年長化には、歯止めがかかっているようにも見えます。
晩婚化は、都市だけでなく全国的な傾向になっているようです。生涯未婚率の増加は、拙者が想像していたよりも高いです。
人口統計に興味満々だった当時は、人口の減少や少子高齢化は、経済成長やあらゆる国力の衰退局面に移行することを意味していると思っていました。実際に子供を育てている今感じるのは、子供を養育するコストも高いし、いろんなリスクがあるから、子供を多く持つことは、経済的な視点から考えると、合理的には思えないので、人生の選択を、あまり経済的な視点では考えない方がいいんじゃないだろうか、と思う次第です。
なので、少子高齢化、晩婚化の主たる要因も、経済的な視点や問題ではないような気がしています。もちろん、結婚や子育てをするもしないも、ご本人の自由意思ですし、いろんな事情があってのことです。
多様性の進む今後、人口統計も拙者自身の生活や考えも、どんな変化があるのか、ないのか、時々人口統計を眺めて、考えてみようと思います。
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