[No.2979]
#19 「共感力」ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
激しく同意できる内容、実体験、調査の実例とも絡めて語られていて、このEmotional Intelligence シリーズにハマっております。
読み終わったのは、「働くことのパーパス」、「やっかいな人のマネジメント」、「オーセンティック・リーダーシップ」に続いて4冊目です。
以前、仕事を一緒に進める部門の後輩でもあり部下でもあるメンバーと話していて言われたことを思い出します。どうやら拙者は、その後輩が想定する以上に、メンバーのことを知ろうとしたり気にしたりするそうで、人間が好きなんですね、と言われました。お節介だったり、パーソナルな部分にも関係するから、触れなかったり、関わらないという選択肢もあるのでは、と。
プライベートな部分には立ち入りませんが、その人の特性や特徴については、気にあるし、一緒に仕事するのであれば知りたいな、と思うだけなんですけど。
仕事のメンバーとは、信頼感のある関係性を築きたいと思いますが、そのためには共感し合うことが必要だと感じています。相手の考え方、経験、事情や感情などのいろいろな物の組み合わせとして、その人の意見やアイデアがあると思います。なるほど、とうなづいたり、知らなかったことに気づいたりすること自体が興味深いですし、そのプロセス自体が信頼感の醸成にもなると思います。
成果主義での評価、移ろいゆくビジネススキルの内容や有効性、メンバー同士の競争もあるし、変化を受け入れやすいメンバーとそうでないメンバー、ストレス耐性の高さなど、いろんな違いや特徴のあるメンバーと一緒に仕事する訳ですから、やはり一人一人と向き合うことが必要です。ものすごい部下が増えたら、どうしよう、と思いますが、それはその時に悩んだり考えることにします。
この本の出色のトピックの1つは、人は昇進したり権威を持つと横柄になりやすい、という事実です。実ほど頭を垂れる稲穂かな、はとても大事な先人の教えだと再認識です。
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