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2023-04-17

読んだ本(2023-#19):カモメになったペンギン

[No.3221]

#19「カモメになったペンギン」ジョン・コッター/ホルガ―・ラスゲバー共著

現状を分析して、課題を解決して、プロセスを改善し、パフォーマンスやモチベーションを向上させることこと、いわゆる仕事の本質だとますます思います。

この仕事の本質には、「変化する」ことが包含されており、誰が、どのように変化させるか/するか、が重要なドライバーになっているのも実感します。変化を好む者、好まない者で構成されるチームのメンバーを、リーダーはどうやってリードするか、チームの効用を最大化させるか、そんな事を考えて、言ってみて、賛同を得たり、否定されたりの日々であります。

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自分たちが長く住む氷山が溶け始めていることに気が付いたペンギンのフレッド、賢く耳を傾けてくれるアリスに言って課題を共有するけど、党首ペンギンのルイスはあまり危機感を覚えず。長老の一人のノーノーは、氷山なんて溶けないと言うが、フレッドは氷山の溶解と凝固の繰り返しで、氷が膨張するから氷山にヒビが入ることを発見し。。。

ある時、ペンギンが空を飛んでいるカモメに聞いてみたのです。

ペンギン「やあ、君はどこから飛んできたの?何をしているの?」

カモメ「向こうの方から飛んできたんだ。次のいい食料の多い場所を探しているのさ」

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コッターと言えば、ハーバード大学のビジネススクールの著名教授で、組織改革研究の大家。「チーズはどこに消えた?」「迷路の外には何がある?」「プレゼント」の著者であるスペンサー・ジョンソン氏も絶賛のこの本です。

重要なエッセンスをきっちりとストーリーの背骨にして、日常的で具体的な例えば話で理解をさせられる寓話というスタイルもいいと思います。読み手の心のハードルは低くして、読後の満足度や理解度は高くできます。

子どもに分かりやすく話そうとすると、例え話になることも多いですが、いい例え、面白いエピソードで話せた時に、目をキラキラさせている子供の様子を見ると、嬉しくなります。そんないい寓話でビジネスのストーリーを語れるようにもなりたいです。

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