[No.3581]
#94「潮騒はるか」葉室 麟
同僚に勧められて貸していただいたことに感謝です。葉室麟作品を読んでみて、よかったです。
辛夷の花を読み、蜩ノ記を観て、おもかげ橋を読んでこの「潮騒はるか」であります。お勧めの順番で読んでみまして、正しく生きる、思いやりを持つ、潔く行動する、命の儚さを常に感じる、そんな生き様を難しいだろうけど、美しいと感じます。
地位や権威を持った場合でも、礼儀正しく生きること、謙虚であることはだいじですけど、実際はなかなか難しいのかもしれません。
Think Civility を読んだ時にも、組織の中で成果を出せるように、つぶされないように、手柄を盗られないように、そんな役回りが来ないようにを日頃考えますが、自分が礼儀正しくあることが何より大事、という基本を思い出させてくれました。
時代小説を読む、もしかしたら拙者にとっては初めてのことかもしれません。半沢直樹とか、サラリーマン小説を読むのと同じように、またそれ以上に組織の中での振る舞い、を学ぶことができます。そんなことは、葉室麟作品を読むのまでは、思いもしませんでした。
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