#42「一年一組せんせいあのね」鹿島和夫 選、ヨシタケシンスケ 絵
あのねノートの先生が選んだ一年生のつぶやきを、ヨシタケシンスケ 絵で綴った本だから、面白くない訳がない、と思いました。
真っ直ぐで、一生懸命で、見てないようで周囲を見ていて、そんな小学校一年生の気持ちは、もうおっさんの拙者にはないかもしれないと思ったのですが、読んでみたら割と今の拙者の感覚で共感できるつぶやきも多く、読んでいてとても楽しかったです。
小学校1年の時の担任の先生、よーく憶えています。このブログでも何度もつぶやいております。
大人になって、結婚した妻と一緒にご自宅にお伺いした時に、懐かしさといつまでも優しく見守ってくれていたことを感じて、とても嬉しかったです。年賀状だけのやり取りになっていた期間も20年くらいありました。もっとお会いしていればよかった、と後悔しました。
先生は、義理の両親、ご自分の両親の介護などで大変な毎日を送っていたこともあったこと、心と体が疲れてしんどい時もあったこと、定年退職前に拙者達のクラス担任を終えると退職した事情、大人になった拙者に話してくださいました。
先生との思い出を話して、そんなことあったっけ、と仰ったり、そうそうそうでしたね、と言ってくれたり、とても楽しい時間でした。
チビ子も抱っこしていただけなかったのはとても残念です。先生だったら、きっとこんなことを言ってくれるだろうな、と今でも思ったりします。先生に、よくやってますね、と褒めてもらえるように、というのは拙者自身の秘密の基準だったりします。
そんな気持ちを思い出しやすくするために、この本を買いましたし、そばに置いておきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿