#22「よそ者リーダーの教科書」吉田 哲 ※吉の部首は「土」
拙者、何度か転職し、また仕事の内容も多部署のベテランと一緒になって従来の業務プロセスを変えるとか、従来では対応しなかった課題に取り組む、という事が多かったので、「よそ者」といいうキーワードを自分自身でも持っていました。
従来にとらわれず、課題の本質的な原因を探り、論理的で合理的な解決方法やあるべき姿を描き、立ち向かうが基本的な気持ちです。
今でも、あの仕事は価値があったな、と思える仕事の成果がいくつかありますが、そのいずれも拙者が起案した時に周囲に言われたのは
「それは理想だけど、実際には不可能だ、かなり難しい」
「正論ですけど、その通りなんてできない」
「今までは違うし、周囲の同意も得られない」
そんな感じです。
何度か周囲に話すうちに、そのうち何人かが賛同してくれるようになり、そんな人がまたそんな人を呼んでくれて、味方が増えて、稟議起案したらそのうち担当役員も、よしやってみる、と言ってくれるようになりました。
そしてなんとか目的に達すると、「やっぱりやるべき課題でしたね」と急に、従来からの賛同者が増えている、という感じです。
「よそ者」は、ビジネスにおける弱点とは思いません。変えることができる、変革ができるのは「よそ者」だと思います。ガッツが出ました。ビジネスマンとして著名で、大きな成果も出して実績のあるビジネスマンと同じ感覚を持てていて、嬉しくなりました。