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2023-06-30

読んだ本(2023-#32):あのころはフリードリヒがいた

[No.3261]

「あのころはフリードリヒがいた」ハンス・ペーター・リヒター

チビ子が読む事になっていると聞いたので、先に拙者が読んでみたのです。第二次世界大戦の戦時下のドイツ、ユダヤ人差別の話だと聞いていたので、あまりに残虐なシーンがあれば、先にいろいろ説明した方がいいと思いました。

ドイツに出張して現地のメンバーと知り合いになっても、やはり第二次世界大戦の話は、そんなにするものではありません。10年以上いろいろ一緒に話したり、協力したりしたメンバーとは、二人きりの時にいろいろ聞きました。

ナチス政権下の鉤十字や敬礼のしぐさは、法的に禁止されている事、ユダヤ人虐殺は筆舌しがたい誤りとして、義務教育で徹底的に理解を深めたこと、でも最近の若者には徹底もできてない問題があること、など。

自分の生活する空間で、戦闘機や爆弾が行き交う事を幸に拙者は経験したことがありません。今、まさにこの瞬間を、戦闘下で生活している人々がいることを忘れてはいけません。戦争の為にと、いろんなそれまでの慣行や常識的で合理的な判断が捻じ曲げられたり、差別的な言動や恣意的で攻撃的な発想がまかり通ってしまう不思議や不合理を、このインターネットや情報化社会で、抑止することはできるのでしょうか。

人種、性別、年齢や宗教などによって、思考や何かの共通点はあるでしょうし、あるグループにとっての共通点は、他グループとの相違点にもなります。今拙者は、ジェンダーも宗教も人種も多様な環境で仕事をしていることもあり、仕事の進め方やコミュニケーションの取り方は、人種、性別、年齢や宗教によって特徴があるような錯覚を持つけど、実はとてもパーソナルな事情の結果である、と仮説を持っています。相手がどこの国の出身だろうが、性別や年齢や宗教による違いを意識するよりも、段取りや進め方、説明の流れや根拠などをどうしたらもっと良くなるか、を話せるかどうか、だけを気にしています。

小学校高学年の頃、母と言い合ったことがあります。日本の中で○○差別と呼ばれる社会問題が、江戸時代末期から今も残るのは、大人の責任だ、と拙者が言ったのです。子供が生まれながらにして、相手の出自や職業の貴賤を知る訳ではないので、大人に刷り込まれるからだ、と。母は、大人にもいろいろ事情や経緯があるからしょうがない、とか言うので、そんな事を大人が言っているから、いつまでも何も根拠がない差別が残るのだ、と拙者が言うと、しょうがないでしょ、と怒り気味に言ってました。

拙者は、今でも差別が続くのは、大人の責任だと思っています。あれは社会的な優位性を脅かされそうなちょっと優位なポジションの人たちが、対象を有意な根拠もなく蔑む事によって、自分の優位性を保持しようとする、しょうもない行為である、と思います。差別が合理的であるという存在には、真っ向から戦っていきます。

フリードリヒのようなつらい想いや、悲しみを子どもに味合わせることがないようにするのが、大人の責任、学校で勉強させてもらった者の責任だとも思うのです。

2023-06-29

Thank you and see you next

[No.3260]
大学に入学してから、学籍番号が近いこともあって、一番最初に友達となり、卒業後四半世紀が過ぎても、会えば相変わらず学生時代のおバカな出来事を話して笑い合っていました。
やさしいので、人への気遣いが溢れていました。思い出すだけで、2回は救われています。

1回目は学生時代に、扁桃腺を腫らして高熱でアパートで寝込んでいた時のこと。3日くらい寝込み、食べるものもないけど、何か食べないと回復しない、という状況でした。のどが痛いので、何か食べる気にもならないのです。100メートル歩けば近所の商店もありますが、行く気もなれず。トイレに行こうとベットから出てキッチンに向かうと、タッパーが置いてありました。中にはおでんが入っていて、どうやらキッチン横の窓がカギしていなくて、彼がそっと置いてくれたようでした。そのおでんの美味しかったこと。電子レンジを持っていないからチンすることもなく、そのまま食べましたけど、その後回復したので、あのおでんで元気になれた、と今でも思っています。

2回目は就職して3か月?くらい経った頃、志望した業界でもないし、職種でもない就職でしたが、経済的にも自立して、社会人経験を積むことが大事と決意した就職でした。慣れない仕事や環境、行先の見えない毎日で、気持ちが凹んでいました。金曜日、いつもより早めに帰宅して、ササっと荷物作って、福井か金沢にでも電車に乗って行こうと帰宅しました。スーツを脱いで、どうやって荷物を作ろうかとしていたところ、急にマンションの部屋にピンポーンと鳴りました。急いでドアの穴を覗くと、彼がドアの前に立っているのです。えっ、君は500kmくらい離れた自宅に住んでいるでしょ? 今日は平日の夕方だけど、なんで君が俺の部屋に来てるの?と聞いたら、休みが取れたからクルマで来てみた、ですって。

おいおい、拙者がまだ帰ってなかったらどうするの?出張行ってたかもしれないし、事前にメールや電話もしていればいいけど、本当に急に突然でした。
近所に飲みに出て、狭い部屋でワーワー話して寝て、起きて翌日クルマで東急ハンズに行って、欲しかったソファーを買って、クルマに乗せてマンション4階まで二人で運んで、夕方クルマに乗って帰り道になる前にラーメン屋で晩御飯食べて、彼は帰途のドライブです。ラーメン屋の近くの駅で電車に乗って私は帰宅。凹んでいた気持ちは一気に解消していました。

ここ数年、彼は闘病で入退院の繰り返し。人への気遣いはすごい繊細なのに、自分のこととなるとあまり頓着なくなったり、拙者達には、あーしたらいい、こーしたらダメ、と言ってくれるのに、拙者達のアドバイスには、頑固になかなか聞いてくれない、のも分かっていましたけど、心と体の健康のために、もっと口うるさく言っておけばよかった、と他の友人たちとも、昨日話したところです。

まだまだ若いおっさんなのに、そんなに急いで向こうに行かないでもいいでしょ?
久しぶりに、君のお父さんと妹さんと会って話したよ。わざわざ遠くから来ていただいてありがとうございます、と言ってもらいましたが、そりゃ何とかして行きますよ、君が拙者を救ってくれたのと違って、もう君を救ってあげられないけどね。
最近の仕事のこと、こっちの都会の生活の様子、今の仕事のこと、君がへーっと驚く様子が目に浮かびます。
もう痛みや不安と戦わないでもいいから、のんびりと好きな音楽を楽しみ、キャンプを楽しむように、海や山や川の自然を堪能してください。
我々友人や、君の家族のことを応援していて欲しいです。また話したいけど、そちらにはなかなか行きません。君への意地として、心と体の健康に留意して、楽しく豊かに長く人生をエンジョイしてみせます。

空港に迎えに来てくれて会葬会場から、帰りの空港まで送ってくれた友人と食べた、遅めのランチの味噌ラーメン。おいしかったです。国道沿いの小さなお店でした。彼が救ってくれた突然訪問の時のラーメンを思い出していました。

2023-06-26

Globalization

[No.3259]

最近のある期間の、このBLOGへのアクセス元の情報です。

ありがたいことに、日本からよりもシンガポール、アメリカからのアクセスが多くて驚いています。

アメリカ在住の友人も何名かいますんで、時間ある時にチョコチョコみてくれていると思います。

シンガポールに住んでいる友人、いたっけ?

フランス、オランダ、スイス???

どこのどなたかは存じ上げませんが、読んでいただいて、何かを感じていただけているのでしょうか?少しでも、面白いなとか、ホッとする気持ちになっていただけているのであれば、幸甚でございます。

家族からは、シンガポールから攻撃受けているのではないか、と言われたりもしますが、きっと誰かが、少し楽しみにしてくれていると思うことにしています。

2023-06-25

読んだ本(2023-#31):プルーストとイカ

[No.3258]

#31「プルーストとイカ」メアリアン・ウルフ

プルーストとは、哲学者のマルセル・プルーストのことであり、イカとは中枢神経の研究対象として注目されたイカのことです。プルーストがイカを好きだった、という意味はありません、念の為。

エジプトのヒエログリフ、シュメール人の楔形文字、そしてギリシャに文字が出たのがアルファベットの発生につながり、という文字の歴史的経緯から、文字を読むことの脳科学的な発展の経緯についても、興味深く読みました。

読字が脳の各部分にどんな作用を与えているか、表音文字と表意文字、読字と聞き取りの脳科学的な作用の違いも興味深いです。特に、かな、カタカナ、漢字が独自にあり、表音文字と表意文字が混在する日本語を耳で聴いて、脳内にいろんな音や意味の共通する字句などを想像する事自体が、脳にかなり大きな多くの刺激を与えているという研究成果も興味深かったです。

読書することは、そのような脳内刺激があっていいというばかりでなく、他人の経験や知識を擬似的に体験することで、視野が広がるなどの効果は確かにありそうです。

しかし、ソクラテスが文字の開発や、書物として知識や経験を作成し、読む事に反対していたとは知りませんでした。その理由が洞察が深すぎます。文字を読んで理解したつもりになると、物事の本質を自分で考えなくなるから、というような懸念を持っていたそうです。読むばかりではなく、自分で考え抜くことの大事さは、メディアやインターネットに情報が溢れる現代にも、共通の懸念であります。

ディスレクシア(読字や識字の障害)への教育や学習支援も、ここまでの研究が積み重なって、海外ではいろんな成果も出ているような状況と比較すると、日本でのディスレクシアへの理解や、教育や学習支援がまだまだだと感じざるを得ません。

時間がかかってもいいから、いろいろ本を読んでみて、感じてみて、考えてみては、拙者にとっても今後大事な心がけ、いい時間になると思います。

2023-06-21

父にスマホを送った(続報その9)

[No.3257]

88歳の父曰く、自分は頑固者だった、と振り返るのですが、今は、いろんなことをどんどん面白がってやればいい、と拙者には言います。

日帰りのデーサービス、週に1回の掃除などの手伝いサービスの利用も、最初は自分でやるからいい、と断ってましたが、実際にお願いしてみると楽しいし、助かる、と喜んでいます。

自分で出来ない事が増えていく、という加齢の実情を受け止めてはいますが、面倒がらずに、やってみたらいいし、嫌だったりダメならやめればいいし、と父に言ってもらえるのは、嬉しいし元気も出ます。

毎晩のように、10~15分ほどLINEのビデオ通話で話します。同居しているみたいに話せるし、遠いし、時間もお金もかかるから帰省しないでいい、と言ってます。

でも本当は、拙者が帰省したいのです。父の他、お世話になっている親戚や友達にも会いたいし、母や祖母や叔父や叔母のお墓参りもしたいし。

もう3年チビ子に直接会えていないから、成長に驚き、喜んでくれると思います。ビデオ通話にチビ子が出ると、すごい喜んでくれますから、たかだか父にスマホを送っただけなのですが、父が喜んでくれて、ビデオ通話を楽しみにしてくれていて、嬉しいです。

差しさわりのない程度に仕事のことも話すのですけど、ようやっとるねぇ、と褒めて励ましてくれるのは、単純に嬉しいです、親に褒めてもらうこと。

2023-06-19

KOBE BEEF

[No.3256]

おそらく我が家で語り継がれるだろうと思います、この晩御飯。マンガで見るような厚いフィレ肉のステーキ、それも神戸牛です。

フォークで筋を切って、塩コショウして、強めに焼いて、焼いたお肉を休ませて、そして一気に短時間焼いてミディアムレアになりました。

測って重量にも驚きましたが、お肉の柔らかさと味わいは、筆舌しがたいです。

味わいの感動もすごいのですが、何よりも嬉しいのはこれは素敵な方からの頂きものということです。チビ子も我が孫のように成長を見守ってくれていて、妻には年上の面白い友人としてLINEや電話で楽しく過ごし、拙者には母親のような視線で見ていてくれる、大事な方です。なかなかお会いできないものの、久しぶりの贈り物へのお礼として送られた神戸牛、あの方やご家族の方も思い出し、一気に嬉しい気持ちです。贈り物の数倍のお返しをもらい、意味が分からなくなってます。

ひょんなことから知り合いになり、家族や親戚のように温かい気持ちや距離感でいてくれることに、感謝、感謝であります。

40歳年下の友達が拙者にはいるのですが、彼曰く「どんなに離れていても友達は友達やんな」です。40歳年下の友達に、すごい人生の真実の一つをサラッと教えてもらったのですが、なかなか会えなくても、メールや電話しなくても、友達は友達です。そんな友達がいてくれて、思ってくれて嬉しいなぁ、と思いながら家族と頬張った神戸牛のことは、忘れることはないと思います。

時々思い出したいので、ここにつぶやいておきます。

今度は、あの方のお宅におじゃまする時は、パスタかチャーハンを作って食べてもらおうと思います。実はこれまでに、チャーハン、たこ焼き、パスタを作って食べてもらったんです。とても喜んでもらったのも、いい思い出です。

2023-06-18

GATORADE LEMON-LIME

[No.3255]

以前もゲータレードの粉末を買いましたが、今回はオレンジ味ではなく、レモンライム味です。

23リットル、1回のテニススクールに持っていくのは、500mlくらいなので、約46回分です。毎回500mlのペットボトルを160円で買うと、6,900円になりますから、パウダーで作って持って行った方が割安です。

日本ではゲータレードの粉末を買うことはできませんが、拙者が少年サッカーをやっていた頃は、ゲータレード派、ポカリスエット派がありました。友人N君とI君はゲータレード派でしたが、拙者はポカリスエット派でした。ゲータレードを時々飲ませてもらってましたが、ゲータレードの方が美味しかったです。

毎回、同梱のスプーンに半分ちょっと粉末を入れて、ボトルにお水を入れて振って、氷をちょっと入れて持っていく準備も、テニスにお出かけ前に楽しんでおります。

2023-06-17

読んだ本(2023-#30):ソーシャルジャスティス

[No.3254]

#30「ソーシャルジャスティス」内田 舞

北海道医学部卒、イエール大学医学部で研修医、今はハーバード大学准教授の脳科学者で3児の母、と聞くと、どんなキレッキレの人だろうかと思いました。しかし、読めば、他者の視線に悩み、不合理な常識に立ち向かい、傷つき、育児による睡眠時間の不足や授乳の悩み、夫婦で喧嘩することもあるし、そんな女性でした。

コロナ禍での妊娠と出産、ワクチン接種の是非可否、トランプ政権時のアメリカ国内の分断など、ご自身の肌で感じた問題を、真正面から受けて、どうやって立ち向かえるか、の奮闘記のように読みました。

SNSでの炎上や、傷つけあうようなコメントのやり取りの脳科学的、心理的な分析も興味深かったですし、議論の進め方を変えることで、建設的な話ができたり、できなかったりするよな、という拙者自身の経験ともつながって、一気読みでした。ディベートの盛んなアメリカだからこそ、手法も散々分析されているな、と思います。少しディベートの本も読んでみたくなりました。

・Whataboutism:そういうあなたはどうなのよ、と議論のポイントをすり替える

・Strawman Strategy(藁人形法):反対意見を述べる場合に、仮想敵を作り出す

・Gaslighting: 悪いのは被害者自身が理由、だと思い込ませる

・Ad Hominem: 人格を否定することで、その人の意見を否定する


ニュースや記事を読んで情報を入手することはもちろん大事ですが、自分自身でどう咀嚼するか、理解するか、結果として自分の意見をどう持つか、考え抜くしかない、と再認識です。信頼できる人の意見を鵜呑みにするのではなく、徹底的に考え抜くことが必要です、仕事でもプライベートでも。

・Middle Ground Fallacy:両極端の中間地点が正しいわけではない

・Appeal to popularity / Bandwagon 多数決で正誤は決まらない


自分で考え抜いた結果として、行動すること

・advocacy アドボカシー:望む変化の実現に向けて社会や個人に対して働きかけること


いろんな事に凹みそうになるし、想定したよりも悪い事態になる事だってあります。そんな時には凹みすぎないようにする、いい方法です。

・ラジカルアクセプタンス:起きた事象は、単に事実として受け止める


客観的な事実、その意見やアイデアの背景、実際にどんな影響や事態になりそうなのかの想像、自分自身の思想や信条などとも関連させながら、バランスをとりながら生きていきたいものです。

困った時はお互い様、と言い合える社会、コミュニティになれると思います。自分の権利を主張するだけでなく、時には困っている人のために少し負担が増えたとしても、あまり目鯨立てずに、その人にも事情があるんだろうな、と軽く受け止める感じです。

そんな事していたら、損ばかりするかもしれないじゃないですか、と言われた事もありますが、損得を一番に気にしていたら、本当に大事な物に届かなくなる気がするのです。なので、困った時はお互い様、何か事情があるんだろうな、と思うようにしています。

2023-06-14

KOKUYO CamiApp

[No.3253]

会議前に概要を説明したり、誰かと何かを関係性を端的に説明して理解してもらうための図とか絵を描くことが多いのですが、それらをデジタルデータで作成する時間ももったいないし、拙者そんなにスピーディには作れません。

またペンで書きながらだと、自分の頭の中も整理できるような気がします。特に万年筆でサラサラと書く感触も気に入っています。

KOKUYOのCamiAppを愛用しております。ノートに書いたら、四隅のマークに合わせて台形補正してくれるので、簡単にスマホで撮って、会議前資料の説明とか、会議後の認識合わせに図とか絵で共有できるのでで重宝しています。

2023年9月30日にサポートを終了するとのこと orz

代替のアプリなんて探したことなかったですが、別の便利ツールもあるみたいですから探してみます。考えやアイデアをまとめたり、何かと何かの関連や流れを理解するには、ペンでササっと書くのが好きなので、きっと同様のツールを使うだろうなぁ。

2023-06-11

週末の雑感

[No.3252]

土曜日はチビ子は部活動に出かけ、拙者はテニススクールの振替レッスンに参加。

フットワークもきちんと出来て、力まずに打点も遅れることなくストロークは好調で嬉しい。

女性にサービスを打つ場面で、トップスピンのサービスを打つものの、拙者のスピンがグリグリで女性は返球が出来ず。まああんなグリグリのトップスピンを打つ女性は、ほとんどいないでしょうし。

レッスンの後に、女性に声をかけられました。打った本人に聞くのはおかしいのでしょうけど、教えて欲しいのです、あのサービスをどうやったら返球できるか、を。そんな質問されたのは初めてでしたが、拙者の思うところを丁寧に説明しました。

シャワーを浴びて、近所の鮮魚店に行きました。人気なのは知ってましたが、混雑がすごかったのと、割り込みで入るお客さんがいるので、拙者は気分が凹みました。いい魚が多い店なんだけど、今度行くときは気が重いです。

日曜日は、最近仕事が溜まりがちなので、少し自宅で仕事をしました。休日に仕事をするのは好きではないし、しない方がいいのもわかっていますが、数時間じっくり考えて、遅れを取り戻せるのは、精神的にはいいように思います。

ランチは、久しぶりに、エビとチキンとホウレンソウのフィットチーネ。チビ子がモグモグと美味しいと喜んでくれる、父ちゃんは嬉しいです。これから早めに晩御飯を食べて、リビングでゴロンとして映画大会をします。

2023-06-09

今年も約束を果たしました

[No.3251]

今日は6月9日です。

小学校1、2年の担任だったO先生と約束してから40年以上たっていますが、今年もきちんと約束を果たしました

先生からいただいた手紙は、実家に置いてありますが、コピーを拙者が自宅に持っております。細字の万年筆で書かれてやさしいきれいな字で、ユーモアと励ましの内容が書かれており、読むとガッツが出ます。

その手紙に書かれている先生からのお願いがありまして、そのお願いを毎年必ず守ります、と拙者は約束したのです。6月9日のことを忘れていませんので、O先生ご安心ください。

拙者の仕事や家族のこと、いろいろ話してみたら、O先生が驚いたり、喜んでくれることもあるだろうな、と思います。どんな表情で聞いていただけるか、想像もできそうな気がします。ようがんばっとるねぇ、と言ってもらえるように、いろいろボチボチ頑張ります。

実家の近くの踏切で撮った写真です。電化もされていないJRの単線ですが、この線路の向こうの方に大学進学し、一人暮らしを始めました。その後他の都会の学校に進んで、就職し、転職し、結婚し、引っ越し、家族が増えて、、、いろいろあったなぁ。O先生もどこかから見ててくれる、そんな気もします。

2023-06-08

読んだ本(2023-#29):ガソリン生活

[No.3250]

#29「ガソリン生活」伊坂 幸太郎

この本の主人公は、望月家のファミリーカーである、緑のデミオです。クルマとクルマが会話する、クルマと人間が会話できるわけではない、という拙者の知らない世界が展開されています。

望月家の長男が運転する緑のデミオに、急に有名女優が乗せてほしいと言ってきます。車中で会話を楽しみ、指定の場所に下した数日後、その有名女優はトンネル内の交通事故で亡くなった、と知ります。週刊誌の記者に追いかけられ始めます。

望月家の次男、なかなか知恵があり、こまっしゃくれた言動で、クラスのいじめっ子に目を付けられています。でも、冷静で状況も大人より合理的に判断できます。

望月家の長女、交際相手が不穏な先輩に付きまとわれて、何か怪しげなことをさせられそうになっています。

そんな様子は緑のデミオは全部わかっています。日常生活ではそんなこと起きないかも、という出来事も、些細な日常生活の連続のように綴られる伊坂作品の特徴が楽しいです。

急に乗せて数日後に亡くなった女優、女優を追いかける週刊誌の記者、次男をいじめるクラスメイト、長女の交際相手と不穏な先輩方、先輩方の親分、出会ったクルマ同士の情報交換、緑のデミオが家族に思いを馳せる愛情、いろんな関係が、読む進めるうちにまさかの伏線を感じ取れる快感があります。

ファミリーカーがそんな思いを持っているかも、という気持ちにもさせてくれます。新車で購入したら3年で車検、それを機会にクルマを代えるユーザも多いかもしれませんが、じっくり同じクルマに乗り続けるのもいいと思います。

最後のエピソード、ほっこりとした気持ちになれます。望月家のみなさんのその後もわかります。

500ページを超える長編、でもついつい一気読みです。

2023-06-07

観た映画(2023-#6):憧れを超えた侍たち

[No.3249]

#6「憧れを超えた侍たち」

3アウトで攻守交替し、9回までイニングがあること、ファウルボールも、タッチアップも知らなかったチビ子ですが、WBCのJAPANチームの活躍、大谷翔平選手の話題で野球に、いや大谷翔平選手に大注目するようになりました。

密着ドキュメンタリーの映画、期間限定であることを知り、急いで観に行きました。世界一奪還の目標の下に、一流、超一流選手が集い、我が事以上にチームの勝利に懸命である姿、拙者よりも年齢が下の選手ばかりですが、尊敬します。

監督の想いがまっすぐで熱くて、選手一人ひとりのことも考えて、選手のキャリアのこと、各チームやリーグとの調整、テレビ中継では見えない背景、選手に密着したカメラ映像が続き、スクリーンで見ていると、拙者も近くに一緒にベンチにいるような気持ちになりました。

映画も終わり、エンドロールも続く中で退席した方は、最後の最後の1シーンが観れていないです。拙者のポリシーとして、映画館が明るくなるまで席を立たない、があります。チビ子にも受け継がれているのですが、やはり映画は、館内が明るくなるまで立たない方がいいです。

仕事終わりに、チビ子と二人で待ち合わせて映画を観るようになったんだ、という感慨もありました。

2023-06-06

タイガー炊飯器 100周年記念モデル レトロ柄復刻シリーズ

[No.3248]

日常的な記憶があるのは、拙者は4歳の頃からです。当時の我が家の炊飯器、まさにこの花のタイガー炊飯器でした。一気にいろんな記憶が蘇ってきます。

毎日幼稚園が終わった後に、祖母がいる母方の本家と、伯母の家を縦横無尽に行ったり来たりで、海に行ったり、日が暮れるまで遊んでました。

海の色や音、夕焼けの赤い西空を思い出します。

おなかすいたーと母を急がせましたね。ハンバーグ、きんぴらごぼう、生姜のきいた鶏唐揚げ、コロッケ、カレーライス、、、おふくろの味が猛烈に懐かしくなりました。炊飯器の写真を見ただけですけど。

2023-06-04

読んだ本(2023-#28):としょかんライオン


[No.3247]
#28「としょかんライオン」ミシェル・ヌードセン作、ケビン・ホークス絵

我が家のダイニングの横に本棚があるのですが、そこには家族それぞれのお気に入りの本が置いてあります。
この絵本は、拙者のお気に入りの本でもあります。久しぶりに読んでみたくなって読みました。

図書館に来たライオン、大声を上げなければ、図書館のルールを破らなければ来てもいいことになりました。館長の手伝いもするし、掃除もするし、読み聞かせの時は静かに聞いているし、子供にも大人気になりました。

でも、ライオンは大事な人を守るために、ある時大声で吠えてしまいます。もう図書館にこれなくなったのですが。。。

法令遵守のコンプライアンスと会社でも言われるようになって、もう10年経過しましたかね。明文化されたルール、ルールに禁止と書かれていないのであれば、別にやってもいいですよね、とか、ルールとの付き合い方も、難しさを感じる昨今です。
何のためにルールがあるかを考えれば、自ずとどうすればいいか、どうしなければならないか、もわかってくるはず、と思えてきます。

以前の会社で、法務担当役員が話してくれた言葉を忘れないようにメモしておきます。法令遵守とは、法律やルールを守る、ということではない。お客様や信頼してくれる方の信頼にお応えすることだ、ということです。
この絵本、絵もいいんです。ライオンにくっ付いてみたくなります。

2023-06-03

Wilson ProStaff 85 Midsize, BabolaT Pure Aero Rafa, Head Radical MP

[No.3246]

この3本が、現在拙者のラケットバッグに入っていて、テニススクールのレッスンで使っています。これらのラケットを使ったことがない人には分からないと思いますが。この3本には、特徴の共通点がほぼありません。まったくタイプの異なるラケットと言えます。

左の黒いラケット、Wilson Pro Staff 85 Midsize。長くテニスを知っている方はよくご存知ですが、ピート・サンプラスが愛用していました。ストリングの張り上げは350gと重く、フェイスの面積は85平方インチと小さく、ラケットの厚さは17mmと薄いです。しっかり振らないとボールが飛ばないけど、コントロールがよく、振り抜きがいいです。テニススクールのクラスでは、懐かしいと言ってくれるコーチや他のレッスン生にもお試ししてもらっています。

真ん中の黄色いラケット、BabolaT Pure Aero Rafaは、ラファエル・ナダルが2022年シーズンも使っていたモデル。きっちり振るとスピンがかかってパワーのあるボールが打てます。とにかくスピンがよくかかります。325gでフェイス面積は100平方インチ、ボレーもしやすいな、という印象です。

右のオレンジラケット、見た感じも印象強いです。Head Radical MPで、98平方インチで320gと軽くて扱いやすいです。軽くスィングしても、ミートがよく、実はスピンもよくかかるので扱いやすさがお気に入りです。

この3本の打感も違いも、拙者がテニスを楽しむ要素の一つです。実際にどんなボールになっているかは打っている拙者本人では分からないのですが、打った感触が違うだけでも楽しいです。

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久しぶりにラケットヒストリーを再掲。緑文字は保管用、赤文字は今使用中です。

  1. WILSON の95インチ・・・スポーツ量販店で衝動買い
  2. WILSON Hammer Spin 5.5(95インチ)・・・とても薄くスピンがかかる
  3. WILSON Prostaff 85 Limited・・・Pete Sampras モデル、スマッシュの時折れた!
  4. WILSON Prostaff 85 DB・・・折れた交換品、友人A氏にあげたけど、5年後に戻った
  5. WILSON Prostaff 95 Limited・・・広め95インチ、フィットしないので知人S氏にあげた
  6. PRINCE Graphite 110・・・Micheal Chang モデル、スィートスポット広め
  7. WILSON Prostaff 85 St.Vincent・・・ネットで知り合ったアメリカ人から購入
  8. WILSON Prostaff 85 Demo・・・アメリカ人から購入、メーカーからのDemo用らしい
  9. WILSON Prostaff Tour 90 USAモデル・・・Prostaff 85の後継,、フィーリングは別物
  10. YONEX Ultimum RQ Ti 1700…Martina Hingisモデル。ボレー打ちやすい、軽過ぎ
  11. WILSON nSixOne Tour 90 USAモデル・・・Roger Federer モデル、85よりはじく
  12. WILSON kSixOne Tour 90・・・Roger Federer モデル、Prostaff 85と似た感覚
  13. WILSON Prostaff 85 Limited・・・ヤフオクで購入。しなりがなくなったので御役御免
  14. BRIDGESTONE XBLADE MP 325…しなりがよく、Prostaff 85よりボレーは楽
  15. WILSON Prostaff 85 ・・・ アメリカの通販サイトで予備用に購入
  16. WILSON BLX STEAM PRO…久しぶりの95。320gと重すぎずよく振れる。
  17. HEAD Graphene Radical Midplus・・・ 重量308g、軽くてもスピンがよくかかる
  18. HEAD Graphene Radical Midplus・・・ 気に入ったので2本目を購入
  19. WILSON Prostaff 85 ・・・ 地球一周ツアー途中のアメリカ通販で受け取り
  20. WILSON BURN 95J Counter Vail ・・・ 試打して、Prostaff 85の良さを感じ購入
  21. Babolat Pure Aero Pro Drive ・・・ ナダル2代目モデル。弾け過ぎずに振り抜きもいい
  22. Babolat Pure Aero Pro Drive+ ・・・ 2本目をロングモデル。食わず嫌いの過去を後悔
  23. Babolat Pure Aero Rafa ・・・ ナダルの新モデル
  24. Head Graphene 360+Radical Mid Plus 2021 ・・・ 振ってラケッドヘッドを走らせる

2023-06-01

Brahms - Orchestre De Paris, Charles Munch – Symphonie No. 1, 4. Adagio - Più Andante - Allegro Non Troppo Ma Con Brio

[No.3245]

今日は温度も湿度も快適、爽やかな朝でした。曲を聴きながら仕事に向かいますが、元気があって元気を出していこうと思える時に聴く曲は、結構いつも同じです。終盤にかけてどんどん気持ちが盛り上がり、最後にやるぞーっていう気持ちになれます。

ブラームス交響曲 第1番 ハ短調 作品68 第4楽章、私がクラシック音楽に精通しているから聴いているのではなく、きっかけは、TVドラマ「のだめカンタービレ」だった気がします。

ちなみに、自分の奮闘を振り返って気持ちを高めたい時は、サイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」、海外出張などで初めてや久しぶりを場所を歩きながらガッツ出す時は浜田省吾「Money」、ちょっと嫌なことがあって元気出したい時はCOMPLEX「Pretty Doll」をよく聴きます。

音楽を聴くと、気分を変えることができたり、精神的にいいコントロールもできることがあります。世界中のアーティストの叡智を、数百円のダウンロード料金でいつでも享受できることを幸せに思います。ビートルズもいいし、ちあきなおみも素晴らしいし、ユーミン聞くとやっぱり楽しくなるし。ううーん、やっぱり音楽は素晴らしいですね。拙者、これまで野球、サッカー、テニスにゴルフと球技を楽しむことの多い人生ですが、これからは音楽を奏でる趣味を持ちたいな、と思っています。ピアノもいいけど、やっぱり浜田省吾をギター弾きながら歌う、を目指したいなぁ。