[No.3019]
#31「自信」ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
自信とは、自分に対する信用。
信用とは、信頼と共感を掛けたものであり、「他者からの信任の総量」であると、この本冒頭で書いてくれたのは、教育改革実践家の藤原和博氏です。
信用=f(共感、信頼)とすれば、自信とは自分の努力だけで持てるものではなく、人間の関係性の中で構築されるという側面に気が付きました。
リーダーとしての自信となると、余計にメンバーの関係性の中で生まれるものであることは、さらに蓋然的に感じます。
自分に自信をつける方法として、お勧めなのは、①準備する、②自分の殻を破って一歩踏み出す、③必要なフィードバックを求める、④リスクを取る、
自信を持てない部下に語りかけたらいいのは、①部下が自分の能力を過小評価する不合理や虚偽を取り除いてあげる、②部下が自分の能力を過小評価する場合の、対処方法を授けてあげる、です。
このEmotinal Intelligenceシリーズ、読み進めて9冊目です。これまで読んだ内容や、読んでいいなと思ったポイント、いくつか共通する同様の視点が見えてきました。
自分を客観視する、相手や周囲の事をよく見てよく聞いてみる、他社やメンバーに役立つアイデアやサポートをしてあげる、自分の考えの軸がぶれないようにするけど、異なる意見や立場にも思いを馳せる、拙者なりに感じたまでですけど。
自分でしっかりと想いを持って、データも見ながら、いろんな意見を聞いて考えをまとめること。自分の軸を持ちながらも、柔軟に異なる意見や立場のコメントを参照する、言うのは簡単だし、特に新しい発想でもないと思います。なので、大事なのは自分で実践すること、だとやはり思うわけです。