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2024-05-31

目の前だけでなく、少し遠くを見る

[No.3455]

先日のレッスンで感じたところあり、サービスのトスを高くせず、サービスのモーションを止めないで打つ、をテーマにサービスのフォームを変更挑戦中です。

ご存知のように、テニスのプレーの中で、サービスだけが唯一自分でタイミングを完全にコントロールできるショットなのですが、だからと言って簡単な訳ではなく。

練習の時には、割と上手くできました。モーションを止めないので、結果的にボールに体重も載せることができるし、ラケットスピードも上がるように感じるので、ボールへ伝わるパワーは悪くなかったです。

しかし、レッスンの終わりのゲーム形式でサービスを打つ時には、上手くできず。従来通りのトスを少し高く上げることも検討しましたが、いや、変更中のフォームを実践しました。結果的にはダブルフォルト3回。

クラスメンバーからも、コーチからもナイスチャレンジと言ってもらえて救われた気持ちです。練習しなけれは上手くならないからね、と。

しかし、ほんのちょっと力んだりするだけで、すぐに打点やリズムも狂うので、テニスは難しいですし、面白いです。


2024-05-28

読んだ本(2024-#41):熱帯

 [No.3454]

#41「熱帯」森見 登美彦

アリババと40人の盗賊、シンドバッドの冒険、などのおとぎ話の素といえる、アラビアンナイト:千夜一夜物語ですが、wikipediaを見ていろいろ知りました。

ーーーーーwikipediaより

昔々、サーサーン朝シャフリヤールという王がいた(Shahryār:物語上の架空人物)。王はインドと中国も治めていた。ある時、王は妻の不貞を知り、妻と相手の奴隷たちの首をはねて殺した。 女性不信となった王は、街の生娘を宮殿に呼び一夜を過ごしては、翌朝にはその首をはねた。こうして街から次々と若い女性がいなくなっていった。王の側近の大臣は困り果てたが、その大臣の娘シェヘラザード(シャハラザード、شهرزاد)が名乗り出て、これを止めるため、王の元に嫁ぎ妻となった。 明日をも知れぬ中、シェヘラザードは命がけで、毎夜、王に興味深い物語を語る。話が佳境に入った所で「続きは、また明日」そして「明日はもっと面白い」と話を打ち切る。シェヘラザードの傍らには、妹のドゥンヤザード英語版がいて、横から「話がおもしろい」と盛り上げ役を演じる。姉妹による作戦によって、王は話の続きが聞きたくてシェヘラザードを生かし続けて1000日。ついにシェヘラザードは王の悪習を止めさせる。

以上が、物語の大枠であるが、王の悪習を止めさせたとする結末は、後世のヨーロッパ人が追加したものである。1704年に「千一夜」を初めてヨーロッパに紹介したアントワーヌ・ガランが翻訳に使用したアラビア語写本には結末はない。282夜の話があるだけである[

ーーーーー以上、wikipediaより

物語が終わることはなく、1,000も話があるわけでもなく、その後トルコやフランスに渡る時に、いろんな話が継ぎ足されていった、という経緯もあるようです。決して終わることがない物語です。

森見登美彦作品が好きですが、この本はなかなか読み進めるのが難解でした。そんなことあるわけないでしょ、とついつい思うような場所や情景の展開も、読んでいくうちに拙者自身もそんな場所や情景にいるような錯覚を楽しみますが、この作品は難しかった。

誰も最後まで読んだことがない本「熱帯」。なんとなく記憶を持つ者はいるものの、いつの間にか所有がなくなったり、誰かの手に渡ったり、研究者と触れ合ったり、異次元?過去?に行き交ったり、登場人物(私)の存在を見失いそうになったり、作者のワールドが楽しめませんでした。

自分が見ている物や重ねてきた経験も、何かとのつながりと感じたり、実際の時間も拙者と誰かの時間が同時並行で発生していて、どこかで交わったり、そして離れたり、再会するまでに過ごした時間や経験の密度も異なっている、とか考えると、自分の人生自体が終わることのない物語、誰かとどこかでつながったり別れたりして、場面や情景も変わる誰も最後まで読んだことがない「熱帯」そのもの、とも感じました。

学校入学して知り合って、サークルとかゼミとかで仲良く過ごし、その後別れて疎遠になったり、急に再会を喜んで付き合いが再開したり、会わなかった時のお互いの出来事を知って驚いたり。

今になって、親から昔話を聞いて知ったり、そんなことの連続です。最近も、父から40年前の話を聞きましたが、父はこれまで言ったつもりだったこと、いろんな理由で言わなかったこと、いろいろのようです。

最近会えていない友人、これまでお世話になった先輩、後輩や上司とお会いして、近況やこれからのことを話してみたり、聞いてみたくなりました。

読後すぐは??な感じなのですが、こうやって感想を書いてみると、じんわりとこんな気持ちになっている拙者自身に気が付きました。

2024-05-26

テレホンカード公衆電話

[No.3453]

テレホンカードで国際通話もできます、と書かれています。

最近はテレホンカードを持つこともなく、おまけに国際通話なスマホのアプリでかければ通話料は無料ですから、どのくらいニーズがあるのだろう、と思いました。

電話番号も、スマホに登録されている以外には、憶えている電話番号と言えば、拙者の場合、5つくらいです。電話番号を確認するためだけでも、スマホがないと連絡も取れない、が現状です。

社会人なりたての頃は、携帯電話を持ち始めましたが、公衆電話の方が安かったので、業務報告を公衆電話でしたこともあったな、と懐かしく思い出しました。


2024-05-22

読んだ本(2024-#40):用もないのに

[No.3452]

#40「用もないのに」奥田 英朗

出版社の関係者との放浪記、野球好きなおじさんのオリンピック野球競技の観戦記とも呼べるエッセイですが、やはり文章は軽快で、わかりやすく、面白いのです。こんな文章書けるようになりたい、と単純に思ってしまいますが、著者は直木賞作家であり、吉川英治文学賞の受賞者であり、人気作家です。テニスを始めた初心者が、テニスをジョコビッチみたいに簡単にできるといいな、と思ってしまうのと同じと思います。

いろんなイベントや会場に出かけていくのですが、拙者読みながら気づいたことがあります。チビ子を連れて遊びに行っていた時の思いとリンクするのですが、出かける前にいろんな確認と準備がなければ、お出かけ満足指数が猛烈に下がる、ということです。

コンサート会場への道順、地下鉄の出口、席の場所や見え方、トイレの場所などが事前に分かっていないと、会場に遅れたり、思ったよりも楽しめなかったり、せっかくのイベントが楽しめないとなりがちです。

小さいなチビ子を連れている時は、すぐに食べられる物、飲める物を持っていましたり、すぐに買えるように周囲も見ていました。

行ってみたら行列だった、売り切れだった、休業日だった、思ったよりも暑くて大変だった、そんなことがないように準備しておこう、という気持ちになれる本でした。

2024-05-20

デスク周辺のバージョンアップ(基地っぽい)

[No.3451]

会社のデスクで仕事する時、ラップトップPCだけで仕事する人もいると思います。

拙者の場合、ラップトップの画面が小さいのが嫌ので、外付けモニターを使っていました。

ラップトップPCのキーボードが使いづらいので、いろいろ試して今はKeychronの薄型キーボードを使っています。マウスもトラックボールを別に用意しました。このキーボードとマウスは今までで最強の組み合わせです。キーボードのタイプ音も大きめの拙者ですが、静音タイプなので、周囲にも配慮できますし。

最近の仕事、チャットを流し読みしながら、大きめのエクセルを複数見ながら資料を作るので、2台めの外付けモニターを隣席から拝借しています。ちょっとコックピット感が出て、少し嬉しいです。

猛者の友人は、出張先にも外付けモニターを持って行っているようですし、左右に縦使いで置き、3~4台のモニターを同時に使っていたりします。拙者の場合、これ以上のモニターは必要ないですが、ラップトップだけや外部モニター1台よりも、格段に仕事はしやすくなりました。

同時に複数画面を見ることはないですが、参照しながら書く、は便利です。ただし、カーソルがどこの画面にあるか、行方不明になることが多いので、蛍光ピンクに色を変えて、大きさも5倍くらい大きくしました。

2024-05-19

Weekend cookings(炒飯と木こりのパスタ)


[No.3450]
チビ子が外出の土曜日、炊いたご飯の残り、冷蔵庫のタマネギ、ピーマン、ソーセージとマッシュルームで、ササっと炒飯を作りました。
数年前よりもメニューのレパートリーが増えたので、拙者の作る料理として炒飯の出番が少なくなっていることに気が付きましたが、今も炒飯は作るのも、食べるのも好きです。
最近の炒飯クッキング、醤油を味付けに使わない、がマイルールです。今回は、鶏ガラパウダー、塩、胡椒での味付けです。

娘のリクエストに応えてパスタを作りました。きのこたくさんの木こりのパスタです。きのこで免疫力をアップ。今回は生ベーコンを具材に入れてみました。

家族も美味しいと喜んでくれるし、外食よりも安く大盛りを満喫できますし、気分転換にもなるし、週末に料理をするのはオススメです。

拙者の友人、特に料理はしないと言い切る男性の友人に、炒飯とパスタは作るのをオススメしているのですが、あまり作らないのですよ、拙者の友達。

 

2024-05-18

読んだ本(2024-#39):銀座「四宝堂」文具店Ⅲ

[No.3449]

#39「銀座「四宝堂」文具店Ⅲ」上田 健次

チビ子に勧められた読み、面白さにハマってしまったでした。先日、チビ子が書店から戻ると、新作が出てたと買ってました。チビ子はアッという間に読み終えたので、その後妻が読み、ようやく拙者に順番が回ってきました。

銀座の老舗の文具店「四宝堂」、近所の幼馴染、代々の馴染客や取引先、手紙を書く、想いを伝えるさまざまなエピソードが、四宝堂の店主を起点にする気遣いの温かさが溢れています。

拙者、文房具店が大好きですが、銀座で文房具といえば、伊東屋さんを思います。世界一の品揃えの文房具屋さんと思いますし、文房具のワールドカップ、野球の甲子園というチャンピオンだと思います。

厳選された文房具が集められた規模の小さな文房具屋さんもいいなと思いますが、そんなイメージが四宝堂です。銀座にモデルになるようなお店があるのかと思っていたら、著作の編集者の方がコラムを書かれています

編集者の方のコラムページより


表紙デザインの参考風景写真、銀座のどこだろう?今度行ってみようか、家族で。





2024-05-14

読んだ本(2024-#38)蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇

[No. 3448]

「蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇」芥川 竜之介

国語の教科書で取り上げられたり、感想文の課題図書だったりをきっかけに読んだり、有名な著作として取り上げられるので読んだような気持ちなったりしている作家の一人が、拙者にとっては芥川竜之介です。

久しぶりに読んでみようとして読みましたが、短編であっという間に読み終えます。おばあちゃんに聞くような昔話とか、寓話のような印象で、なんとなく薄暗い情景の印象ですが、読むのは楽しい話だと思います。


酒虫
西郷隆盛
首が落ちた話
蜘蛛の糸
犬と笛
妖婆
魔術
老いたる素戔嗚尊
杜子春
アグニの神
トロッコ
仙人
三つの宝

猿蟹合戦

桃太郎
女仙
孔雀

読んだことある、知っていると思っている本でも、再度読んでみると、違う感慨に浸る、ということもありだな、と思えます。

小学生の時に蜘蛛の糸を読んで感じたことと、今蜘蛛の糸を読んでみて感じることはずいぶん違うなと感じます。

出雲神話を「老いたる素戔嗚尊」を最初に読むと、ひたすらにスサノオミコトのことを、神様として尊敬するのではなく、人間味が溢れるようで親近感を覚えると思います。

著者は何を伝えようとしたのだろうか、と勝手に考えてみるのですが、人間の業、表情の裏側にある内面、もっと軽い気持ちならば、人間ってそんなもん、と思えたところから、いろんな事や自分の哲学を築いていけるような気がします。

2024-05-12

fettuccine

[No.3440] 

週末に父ちゃんのパスタが食べたい、イワシのオイル漬けのパスタがいい、というのがチビ子のリクエストでした。

散歩がてらにスーパーに行きますと、いろんな食材が見れるし、値段の変化や特売の物もあるので、楽しいです。

お気に入りのカルディの生麺フィットチーネを買ってから、さて他の具材は何にしたらいいか歩きながら考えます。

イワシのオイル漬けはどの棚だった?ムキエビがあるといいだろうな、塩分にソーセージもいいな、野菜の緑も欲しいな、ブロッコリーか、いや冷凍ホウレン草がいいな、チビ子が好きなオリーブも彩りにいいな、と考えてなんとなくいいイメージで買い物を終えました。

生麺は茹で時間が5分と短めです。炒めた具材に麺をあげてササっと簡単に塩で味付け。


チビ子曰く、今までのパスタで1番の美味しさ、とのこと。パスタ好きだから、チビ子に作ってあげたいですが、炭水化物多めになります、成長期のチビ子にはタンパク質を食べさせたいので、ムキエビ、ソーセージ、イワシを多めに作りました。

たかがこれしきのことで喜んでくれる家族、父ちゃん冥利に尽きますね。さあ、またいろいろ楽しんで頑張ろう、と思えた週末になりました。

2024-05-11

メスティンでお好み焼き 2024年5月

[No.3439]
留守番のランチになりましたので、何か普段と違うことしようとしていました。
広島の有名店から暖簾分けされたお店が、自宅かあ自転車で行けるところにあるので、行ってみようと思ったのですが、営業は夕方から😭

家族では行かない、こってりラーメンに行くか、牛丼食べに行こうかとも思ったのですが、口が完全にお好み焼きになったので、久しぶりにメスティンでお好み焼きを作りました。

これまでも、留守番の時に何度も作ってますが、久しぶりです。2020年5月に初めて作り、その後時々留守番ランチにしたり、屋外で作ってみたりと、自分なりにコツも掴んできました。

蒸し焼きになるので、水分は少なめ、海鮮など生ものや水ものが多いと、火が通りにくいです。乾燥エビか、ムキエビを小さく切るといいです。

全然押さえることなく、蒸し焼きなのでふっくらと焼き上がります。友人Dから、お好み焼きを焼く時は押さえない、と聞いて20年以上経過しますが、鉄板で焼くお好み焼きもいいですが、メスティンで蒸し焼きのお好み焼きも、かなりいいと思います。

今回は、キャベツ、玉子、小麦粉、揚げ玉が具材でした。ムキエビや乾燥エビ、豚バラ肉とかスルメの刻んだものとかあれば、かなり風味もアップグレードします。また作って食べたくなりました。

2024-05-10

読んだ本(2024-#37):シアター!

[No.3438]

#36「シアター!」 有川 浩

売れない劇団員だった父、離婚し母と暮らす兄弟。母が再婚し、実家に一人暮らすしっかり者のサラリーマンの兄と、もうからない劇団の主宰者である弟。

赤字続きの劇団、300万円貸して欲しいと弟に頼まれた兄が返事したのは、劇団の経営を2年間面倒みるので、その間に300万円が回収できなければ、劇団を解散せよ、でした。

もうからない劇団に所属したことは拙者はないですが、もうからないけど、アルバイトを掛け持ちしながら劇団を頑張る劇団員の心持ちや、取り巻かれている事情などを知ることが出来ました。

拙者の建研は比較して稚拙ですが、学園祭の準備や、仕事のプロジェクトの高揚感にも似た感じはあると思います。

徹夜続きで広告のコピーやデザイン案を考えて、ボツになったり、深夜に神様が降りてきたーと盛り上がり、翌日には神様はいなかったことに気付き。。。そんなこんなで、刻々が実際に新聞に掲載されたり、電車の窓上に掲示されたり、その広告効果がクライアントに喜んでもらえたりした、あの興奮は、何かに取り組む楽しみそのもの、だと思います。

そんな楽しみそのものは、何歳になっても味わい続けたいものです。

有川浩作品、読み心地がいいです。

2024-05-09

海が好き、海が必要

[No.3437]

疲れていると、拙者の場合は海が見たくなることがあります。大学入学で実家を出るまでは、自分の部屋の北にある窓を開けると日本海です。

夏にはイカ漁の漁火がたくさん見えましたし、秋から冬の季節は曇り空を映した鉛色の時化でしたけど、穏やかな海も、荒れる海も身近でした。晴れの日は、こんな夕日を毎日見ていました。なんて贅沢なことだったんだ。

スマホの中の写真を見て、やっぱり海はいいよな、と思うのでした。湘南、沖縄、ハワイ、南フランス、ロサンゼルス、カリブ海もいいですし、荒れ狂う冬の日本海もいいです。沖縄、南フランス、カリブ海は行ったこと、まだないですけど。

田舎でしたので、この海は外国にもつながっているんだな、と想像を膨らませていました。実際、ロサンゼルスの海岸やバンクーバーの海岸に行った時に、この海を進むと、あの実家の海にもつながっておりんだな、と一人で想像していました。

2024-05-08

読んだ本(2024-#36):人口で見る世界史

[No.3436]

#36「人口で見る世界史」ポール・モーランド

大学時代は、統計学の中でも人口統計に猛烈な興味を持っていました。過疎高齢化の地域に生まれ育ったことも影響しているとは思いますが、もっと単純にいろんなことを知る、わかるきっかけになるような気がしていました。

当時は、まだ中国の一人っ子政策が実施されているおり、その後どのような成果が出るか注視しているような時期でした。既に出生率が下がってましたし、小皇帝と呼ばれるわがままな子供の増加、男女比のバランスが崩れて女性が少なく、結婚が困難になりつつあること、戸籍を持つことのできない黒孩子(ヘイハイズ)の問題が指摘されていました。現時点で、世界で最多の人口なのはインドになり、中国の人口は2022年に減少に転じています。

出生率、乳幼児死亡率、平均余命が主な変数であり、その変数に影響を与えるのが社会制度、経済、宗教、医療の進歩、女性の教育などファクターを、いろんな国や時代を関連させて述べられています。ボリューム多めですが、一気に読みました。

人口の増加で心配される食糧や環境の問題よりも、現代においては少子高齢化で縮小する経済活動や社会福祉についての対策が、これといって出てきていないが現状だと思います。

人口が増えれば経済が発展する、という単純さはないものの、人口が減少すると経済は縮小する、は単純にも起こってしまう、という点に気が付きました。

人口置換水準、つまり一組の夫婦から2人ちょっとが生まれることが維持できなければ人口は減少します。婚姻数は減少していますし、晩婚化が進行しているし、合計特殊出生率は1.4人くらいですし、合計特殊出生率が2.0を切ったのは1980年くらいです。2005年からは、人口の自然減が起こっています。日本は、人口を増やすための取り組みが必要です。

働く女性が子供を生もうとする社会制度や支援も必要ですし、日本で生活したい、働きたいと希望する外国人を受け入れることも選択肢の一つです。何をすればいいか、は割と簡単に見えているように思います。

2024-05-04

読んだ本(2024-#35):でーれーガールズ

[No.3435] 

#35「でーれーガールズ」原田 マハ

岡山の馴染みのある町の名前が出てきたり、聞いたことのある方言がふんだんに出てくるので、親近感強めに楽しんで読みました。「でーれー」とは、岡山の方言で、すごい、の意味だとのこと。だとのこと。

30年前に仲のよかった友人に明かせなかった嘘や事実。

転校して会えなくなって、母校の創立記念の講演に呼ばれた主人公は、仲のよかった友人に再会し、30年を取り返すように濃密な時間を過ごします。卒業後、いろんなことがお互いにあって、知っていたこと、知らなかったこと、短い時間でアッという間に知り合い、いろいろあったね、と微笑み合える、素晴らしい友情です。

生まれ育った場所を離れて仕事をして生活している拙者は、中学や高校時代に友人に再会することが、とても機会が少ないです。大学以降の友人とも地理的に離れている友人の方が多いので、このBLOGやSNSで近況を報告していたりもします。

過ぎていった時間を取り戻すことはできませんが、再開して、お互いの近況を知り、気遣える関係を再開できれば、それはとても素晴らしいことだと思います。

いろんな出来事があったり、成果が生まれたり、なかなか成果を出せなかったり、困難にぶつかったり、疲れたりもしますけど、きっと友達も頑張っているだろうね、と思う事で、ちょっとホッとして、ガッツも出せればいいなぁ、と思います。

夕暮れの中でボールを一緒に追いかけたり、カンカン照りの中で白球を投げたり、打ったり、捕ったり、漠然とある将来への希望や不安を、どんな言葉や表現で伝えたらいにのか分からずに、受験勉強を何とか乗り切ろうと励ましあった友達も、きっと今を踏ん張っていると思うので、拙者もボチボチと前に進みます。

2024-05-03

観た映画(2024-#2):シャイロックの子供たち

[No.3434]

シャイロックとは、「ヴェニスの商人」の登場人物、ユダヤ人金貸しのシャイロックのことです。自分の強欲な商売を邪魔されて恨みを募らせていたシャイロックが、アントーニオに復讐できる機会を得た・・・という流れが、この映画のストーリーの背骨だったりします。

銀行の支店長、課長や係長、デキる銀行営業マンと真面目だけどなかなか成果の出ない銀行営業マンなどのキャラクターと俳優さんの組み合わせが絶妙だと感じます。

銀行で働くと、たくさんのお金を見ることもあるだろうし、大きな金額を取り扱うことも多いだろうから、金額の感覚が拙者のような一般人と違うのだろうな、とは思っていました。


先日、銀行を働いている方と食事を一緒にすることがありました。銀行の店舗で必要な○億円の現金を、日本銀行の支店に受け取りに行った時の話を聞いたのですが、猛烈に面白くて、興味深くて、すごい盛り上がりました。

まさかそんな受け渡しの儀式があったのか、と驚きました。詳細は書きませんが、今でもあの儀式をやっているのか、とても気になります。ドリフのコントのようなやり取りなのです。

お金に困るのは嫌ですし、お金に困るようなことがなければういいな、と思います。コツコツ働いて稼ぐ、無駄遣いせずに貯めたり運用する、どんな方法がいいのか、自分で考えて実践するしかないのだと思います。

元本保証のない投資信託は、自分の人生の選択肢にはなかった時代もありますが、低金金利が続いている今、投資信託も自分で理解して、活用していきたいものです。

銀行・金融犯罪ミステリー映画、ストーリーもエンディングも、よかったです。

2024-05-02

マティス 自由なフォルム

[No.3433]

まったくもって残念なくらいに絵を描くことが下手ですし、楽しめませんが、優れた作品を観るのは好きです。
マティスの作品を近くで見る機会がありました。

風景画や人物画、写実的な作品からシンプルな線画、彫刻といろんな作品がありましたが、拙者が最近惹かれるのは線画です。

必要にして十分、不要な線がない、そこで止まり。そこでそう曲がる以外にいい選択肢がない、そんなシンプルな線だけで構成される作品に惹かれます。