[No.2982]
#20 「レジリエンス」ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
激しくハマっているEmotional Intelligence シリーズの5冊目です。RESILIENCE(レジリエンス)はバズワードの一つでもあります。ビジネスでの流行語でありますけど、概念的にはずーっと関心のあることでした。
逆境や自分に不利な状況に置かれても、諦めたりせずに、課題解決に向かえる精神や行動の特性ではありますが、ただ我慢する、を意味するものではありません。
やり抜く力(GRIT)と混同するとダメだと感じました。レジリエンスとは、自分が置かれている環境やメンバーとの関係の中で、どうやってしなやかに受け止めて前に向かっていくか、という心の整理術、周囲とのコミュニケーション術と拙者は捉えました。
GIVE&TAKEでおなじみのアダム・グラント氏も登場します。拙者も年齢を重ねたからか、ビジネスマンの経験も増えているからか、情けは人の為ならず、とか、近江商人の三方よし、とか、自己よりも他己、とか、おたがいさま、というようなキーワードや概念に関心があります。
人生も仕事も、思いどおりにならない事は多いし、自分の頑張りだけでは解決できない課題や問題も多いし、まさかの事態も起こります。起こらない、というよりも、必ず起こる、くらいがちょうどいいですよね。
だとすると、現状を受け止めて、少し落ち着いて考えて、疲れたら休んで、いろんな人に考えを聞いてみて、元気出たらまた前に進んでいく、が出来るといいですね。これは小学校1,2年生の担任であったO先生の教え。
まさか40年以上前の小学校時代に、ハーバード・ビジネス・レビューで論じられるトピックや視点を授かることが出来ていた、という事かもしれません。
レジリエンスには直接関係ないのですが、フェイスブックのザッカーバーグCEOのコメントで気に入った言葉が引用されていたのでメモ、メモ。
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企業が犯す失敗には2種類ある。
1つ目は目標を達成できないこと。
2つ目は野心的ではない目標を達成すること
2つ目の失敗だけはして欲しくない。
なぜなら野心的ではない目標を設定した時点で、すでに失敗したも同然だからです。