[No.3086]
今回の帰省では空路でした。実家から最寄りの空港までクルマで15分ということもあり、実家と自宅はドアツードアで2時間40分くらいです。
木々と海が溢れている実家から、2時間弱でビルに囲まれた中をモノレールで移動する、という状況になります。
こんな時はいつも、時間の流れや速さが、都会と田舎では違うような感覚を覚えます。今回の帰省も、市役所や郵便局に行ったり、業者さんと打ち合わせたり、親戚を訪問して線香をあげたり、おばちゃんと話したり、といろいろしていましたが、追い立てられる感じがあまりなく。仕事かプライベートか、の違いもあるとは思いますが、都会に着くと、遅れないように急ぐ、というスイッチが強まる、が今の仮説です。帰省では、会いたいなと思っていた人たちに、たくさん会えました。
お世話になった先生、もうこの9月に33回忌だそうです。奥様と娘さんとお話しできて、久しぶりの訪問を喜んでいただけたし、先生にお世話になったお礼も伝えられました。
2年半ぶりに会えた友人は、クルマ酔いするタイプですが、せっかくだからと3時間ドライブしながら、日頃のあれこれ、友達だからこそ言える忌憚のない所見のやりとり、安心できました。
物理的に遠くても、心や気遣いで精神的距離は縮めることができるし、精神的距離こそが、友達であり続けられる大事な要素とも思います。
拙者の事を、思ってくれる優しい人たちが、遠くなはれた実家エリアにたくさんいてくれるな、と思えるとガッツも出てきました。