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2024-10-17

読んだ本(2024-#86):デトロイト美術館の奇跡

 [No.3560]

#86「デトロイト美術館の奇跡」原田 マハ

久しぶりの原田マハ作品です。実在の話をベースに、様々な実在の方や状況から、登場人物を描いた、と仰っています。

デトロイト市の財政破綻をきっかけに、デトロイト市立美術館の収蔵品が売却されそうになったのは事実だそうです。

美術館を訪れるのを日常として楽しむ人、愛する家族と訪れることを喜びとする人、収蔵品を大事に取り扱う人、美術館を大事と思い守ろうとする人、など美術館には、いろんな人が関わっていたり、想いがあったりするのだ、と気づきます。

拙者は、美的感覚が優れているとは思いませんし、いろんな詳しい事も知らない事は多いですが、美術館で絵画、彫刻などを観るのはとても好きです。なんとなくじーっと見て何かを感じる事もあるし、一瞥終わる前に圧倒される作品もあります。

画家の知り合いの方も、わからないでもいいし、どう感じてもいい。でも、すごい作品はやっぱりすごいと感じることが多い、と仰っていたので、気軽にじーっと観てみる、でいいんだろうと思っています。

新婚旅行で行った、パリのルーブル美術館、オルセー美術館、ロダン美術館、フィレンツェのウフィッツィ美術館やアカデミア美術館、また行きたいです。チビ子も一緒に家族で再訪したいです。行ったことないけど、ロンドンの大英美術館、ニューヨークのゲッゲンハイム美術館にも行って観たいです。デトロイト美術館にも行かねば。


2024-10-15

読んだ本(2024-#85):銀座「四宝堂」文房具店Ⅳ

 [No.3559]

#85「銀座「四宝堂」文房具店Ⅳ」上田 健次

銀座の老舗文房具で、3世代くらいのお付き合い、ご近所の面々、お店の思い出を大事にしているお客さんとの温かい繋がりの物語の数々。

とチビ子のオススメをきっかけに読んでいて、続編が読みたいな、と思っていましたが、先日チビ子と本屋をぶらぶらしていた時に発見。どうやら2日前に発行されていた、というナイスなタイミング。

相手を気遣える関係、数年ぶりの再会、初めてのお客さん、それぞれの優しい気持ちでもてなす、四宝堂。


銀座の文房具屋に、給料日の度に行って、でも買わずに眺めるだけだったり、お気に入りのノートやメモパッド、普段使いのボールペンやシャーペンをこだわりで見つける楽しさ、を拙者も大事にしていました。

文房具には、物語があるような気がします。アイデアを下書きするシャーペン、論理をメモしてみる万年筆、ここぞの署名で使うボールペン、いつも3種類のペンをペンケースに入れるようになったのも、銀座の文房具屋さんに通い始めてからです。

モデルとなった建物があるらしいので、今度機会があれば行ってみたいです。このⅣの続きが早く読みたいです。あのドライブがどうなるのか。

2024-10-14

秋の空

 [No.3558]

チビ子と出かけた帰り道、空を見上げて撮った写真です。チビ子も拙者も、スマホで空を撮ることが結構あるのですが、構図や色合いを見せ合います。

空の青さが夏とは違うね、と話しました。午後4時頃の北方向の空です。明るい青ではなく、紺に向かっているような青です。蒸し暑さはなく、夕方は日陰では肌が少し冷えるような、そんな季節です。

冷房も暖房もいらない季節が好きなので、今はいい季節です。

帰り道で、近所の神社からお囃子が聞こえてきたので、参拝しました。露店も出ていてにぎやかでしたが、チビ子は昨年喜んだベビーカステラの露店がなくて、ガッカリでした。

気温の変化が上下することも原因と思いますが、最近疲れを感じます。仕事から帰宅するとヘトヘトです。今取り組んでいる仕事が考えること多いし、メンバーの担当の振り分けとか、他部署や上司への説明など、あれこれあるのは、これまでの業務経験と今の興味関心が結びついていて頑張り甲斐はあります。決して嫌ではありません。でも夕方になると、気合が入らないし、甘いものが欲しくなるし、帰宅して夕食後は猛烈に眠たいです。

帰宅時間が遅いわけではありません。おそらく、濃密に考えて疲れていると捉えています。任せてもらえる仕事があることを喜び、心と体の健康を大事にして、頑張ります。

今、少し海が足りない気がします。多分、海が必要な気がします

2024-10-13

観た映画(2024-#10):サマーウォーズ

[No.3557] 

リビングに寝転んで、スマホをテレビに接続して映画を観るのは、我が家のお気に入りの過ごし方の一つです。

難しいのは、家族揃って観て、チビ子が楽しめる映画を見つけること、決めることです。

チビ子がこわい映画はダメなのですが、こわいのは以下のような要素です。

・バイオレンス、人が大怪我したり、命を落とす

・騙し騙される

・大きな災害や事故

・得体の知れない存在による恐怖

つまり、映画の対策が含んでいそうな要素の、ほとんどがこわいになる可能性があります。ですので、拙者は、チビ子にも楽しんでもらえそうな映画、というアンテナをいつも張り巡らせており、映画を観たがった時に、候補作を持っておくのです。

今日は、いろんな時に話題になるからハリーポッターも見た方がいいんじゃないか、となっていたのですが、こわくなったので別の映画を観ることになりまして、拙者のオススメがサマーウォーズでした。

これまでに3回くらい見ていますが、何度でも観たくなる映画です。チビ子もSNSを見たりしますし、アカウントの意味もわかっていますから、この映画も楽しめたようです。

次に映画を観たい、と言われたら何をオススメしようか。もうハリーポッターみても大丈夫だと思うし、ナルニア国物語もいいと思うんですけどね。

読んだ本(2024-#84):ブルータスの心臓

 [No.3556]

#84「ブルータスの心臓」東野 圭吾

完全犯罪がどのように実現されようとしているか、企画者と実行者が分離しているように見えるし、実はそんな伏線があったのか、と読み進めて終盤になると、怒涛の勢いで明らかになります。

それぞれの登場人物が持つ背景や過去の事情、小説なのでデフォルメされた設定もありますけど、拙者も年齢を重ねて感じるのですが、人にはそれぞれいろんな事情があるもんだよな、と思うのでそんなに大袈裟な設定ではないとも思いました。

いろんな幼少期を過ごし、大学生になって上京し、都会で踏ん張って奮闘し、でも前の世代から東京で生活する同年代のようにはなかなか振る舞えない、余裕もない。当たり前なのですが、劣等感として感じていた時期、拙者にもありました。

あまり書くとネタバレになるので書きませんけど、何かの劣等感を克服するには、正々堂々と克服するのが最適です。誰かの威光を借りる、嘘をつく、暴力やお金で解決する、はどこかでの綻ぶもんだな、が読後の感想の一つです。

劣等感、別にあってもいいじゃないか、とも最近思います。なにくそってガッツ出るきっかけになりますし。

2024-10-12

羊肉の煮込みとクスクス

[No.3555]

楽しい人と食事してお酒を飲んで話すのは大好きですが、お酒が好きかと聞かれれば、そんなに好きではないかもしれない、と最近思います。

量は飲めるタイプだと思いますが、お酒を飲む事自体には、あまり関心がないんだと思います。晩酌もしませんし。

そんな拙者も、お気に入りのビストロでランチとなれば、スパークリングワインを飲むのが楽しみです。我が家のことを憶えてくれているお店のご主人、チビ子の成長も驚いて、喜んでくれて嬉しい限り。

羊肉の煮込み、ホロホロになるほど柔らかいですし、ちょっとスパイシーなソースでいただくクスクスも大好物です。

つぶやきと叫びが国境を越えていると思うと面白い

[No.3554]
最近のアクセス記録なのですが、シンガポール、アメリカ、イスラエル、フランス、ドイツ、スイス、オランダから拙BLOGを見ていただいております。

誰が見てくれているだろう、どんな経緯で見てくれることになったんだろう、その人はパスタ好きかな、テニスするのかな、見てどんなことを感じているのだろう、といろいろ考えます。

2005年4月20日にYahoo ジオシティーズで始めて、2008年1月2日以降は、このBloggerでつぶやき叫んでおります。

喜怒哀楽は剥き出し、特に意味もなく、何かの役に立つとも思えず。遠く離れた友人知人への近況報告と、自分の作文能力向上のトレーニングとしてつぶやき叫んでいます。
最近では、読書メモ、作った料理メニューの思い出、テニス上達のメモにもなっていますが、誰かの役に立つとは思っていません。自分の作文能力が向上したかもわかりません。

それでもよければ、また見に来てください。コメントいただけるのであれば、ぜひコメントお願いします。
最初にBLOGを紹介したのは、当時の同僚5人、高校からの友人2人、大学からの友人5人、大学院からの友人2人、社会人になって仲良くなった人々20人くらいだと思います。匿名ですし、大勢の方に見てもらう、が目的でもないです。
時々、チビ子も見ているみたいです。また父ちゃんそんな事書いてる、とか思っているかもしれません。

でもこうやってアクセス記録を見ると、いろんな国から見ていただいています。国境を越えて見ていただいているとも言えますし、しょうもない事が国境を越えてしまっている、とも言えますね。
みなさんの心も体も健やかでありますように。

2024-10-11

読んだ本(2024-#83):おもかげ橋

 [No.3553]

#83「おもかげ橋」葉室 麟

学生時代に思いを馳せたものの、その想いを相手に伝えることなく十数年が経過。都会に出て、いろんな挫折を得て、実現できたこともあるけど、不本意な処遇や、他人のミスで責任を取らされるようなこともあったけど、何とか過ごしている日々。

そんな日々で、十数年前に思いを馳せた相手に出会ったとしたら、その思いを伝えた方がいいのか、伝えずに今の生活を大事にした方がいいのか。

都会に出た理由が、実はある者に謀られた結果だとしたら、その無情な取り扱いに、抵抗するのかm、受け入れるのか。

江戸時代末期を舞台にした物語ですが、現代にもとても共感できる内容です。辛夷の花を読み、蜩ノ記を観ましたが、自分で「正しさ」を考え続け、精神的に強いばかりではないけど、自分の弱さにも向き合いながら「正しく」生きる、美しさ、豊かさの一端を感じます。

拙者には、葉室作品に登場する主人公のような潔さと強さは持ち合わせていません。でも、家族を始め、守りたい大事な人達を守ったり、助けることができる人間になりたい、とやっぱり思います。

2024-10-10

読んだ本(2024-#82):新・世界の七不思議

[No.3552]

#82「新・世界の七不思議」鯨 統一郎

根拠のないことを軽んじるつもりはありませんが、根拠のないことを根拠があるように話すのは、嘘かもしれないから、本当にそうだろうか、と疑問を持つ性格です、拙者。

学校の教科書に書いてあるとか、周囲の大人がそう言うからとかでも、小学生の頃から疑問を持つ性向のある拙者にとっては、鯨 統一郎の歴史や考古学的な考察には、引き込まれます。

アトランティス大陸、ストーンヘンジ、ピラミッド、ノアの箱舟、始皇帝、ナスカの地上絵、モアイ像の謎について、歴史の教科書には出てこない説ですが、聞いていて拙者には納得性のある説が展開されます。

アトランティスとは、アトラス+ソクラテスをベースにした造語であるという説、そして誰による造語か、という考察は納得性があります。

ストーンヘンジ、ヘンジとはヒンジ(蝶番)とされており、では何と何をつないだ蝶番なのか?鳥居との関連も納得性がありました。

邪馬台国はどこですか?新・日本の七不思議 に続いて読みましたが、このシリーズまた読みたいです。

1968年に発生した3億円事件も未解決、ましてや文字のない時代の史実なんて、確かめる術はないので、いずれも想像の域を脱し得ないのだと思います。実は大したことではない事が理由であったり、思いもしなかったことが本当の理由だったりするのでは、と想像するだけで面白いです。

2024-10-09

FOX UMBRELLAS

[No.3551]

最近は雨降りの日が多いです。雨の日は好きではないですが、拙者は傘をさすのは好き、という矛盾した好き嫌いを抱えていることを自覚しています。
高校生の時から、ビニール傘ではなく、お気に入りの傘を3,000円で買って使っていました。

社会人になってから、転職を機に奮発した買った傘を、今も大事に使っています。

バーニーズ・ニューヨークでメンズの物をチラチラ見ていた時に、ものすごくカッコいい傘を見つけたのです。閉じているのもカッコいいし、持つといい質感の重さですし、傘を広げるとパリッとした張りです。
Fox Umbrellas、というイギリスの製品だと知りました。

しかしお値段は、拙者のお気に入りの3倍以上。イギリスの職人による手作り、とはいえセレブな傘であります。

拙者の傘をトヨタマークⅡとすると、Foxはポルシェか、フェラーリか。

傘専門店の店員さん曰く、Foxの傘は素晴らしいですが、日頃の使いやすさ、壊れにくさは日本の傘がいいですよ、とのこと。

いつか、パリッとしたスーツを着て、Foxが似合うビジネスマンを引き続き目指そうと思います。

2024-10-07

読んだ本(2024-#81):警視庁 地下割烹

[No. 3550]

#81「警視庁 地下割烹」田中 啓文

経緯は聞いていませんが、チビ子からのおススメ本です。はっきり言いまして、この表紙を見ても、拙者だったら手に取らないような気がします。

チビ子が、どこかで書評を見たり、学校の図書室で紹介されていたりもあると思いますが、本屋をブラブラしていると面白い本が視界に入ってくる、眼に入ってくる、と言っています。

警視庁の地下にある割烹課、警視兆、と言われましても、単にふざけたネーミングにしか思えません。調理師の面々が、警視庁の表組織では解決できない事件を、調理師の知識や飲食店への潜入捜査で、、、というエピソード。

ありえない状況設定なので、気持ちが入りにくかったのですが、60ページくらい読んだ時には、フグ料理を食べた大物政治家の毒殺事件にはまっていました。電車での移動時間、ランチの後の休憩時間など10分ちょっとの時間でもスマホを見るよりも、本を読む方が楽しいと感じるようになりました。

これで2024年は81冊を読み終えました。たくさん読んだらいいってわけでもないですが、どんどん読むのを楽しもうと思います。何冊くらい読み終えるか、どんなに面白い、興味深い本に出会えるか。

2024-10-06

チキンとムキエビとソーセージとホウレン草のフィットチーネ

[No.3549]

パスタ好きなチビ子は、週末メニューのリクエストにパスタが多いです。炭水化物が多めになるので、タンパク質を食べさせたいので、タンパク質多めのパスタメニューを今週は選びました。

必要な食材を思い出しながら買い物するのも、ムキエビの背腸を取るのも、チキンの皮を取るのも、フィットチーネの茹でも、最後の塩加減も慣れてきました。

自分で作ったメニューが美味しくて、家族もモグモグと美味しいと食べてくれるのは、とてもい嬉しいですし、費用対効果も高く、よいです。料理をあまりしないメンズ諸君には、パスタを作ってみる、をお勧めします。


2024-10-05

観た映画(2024-#9):ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男

[No.3548]
気になっていた映画を、ようやく観れました。
ボルグ対マッケンローのウィンブルドンを見た記憶があります。ボルグの連覇とマッケンローの初優勝の両方を見ました。

冷静で落ち着いた印象のボルグと、感情的で感覚的なマッケンローというイメージでしたが、映画によるとボルグもキャリアの初期は、自分のミスや誤判定に対しては、怒りを抑えられないことも多かったみたいです。フェデラーもそうみたいです。

チャンピオンとしてのプレッシャーや、周囲の視線や期待が辛いものになっていたようです。実際、25歳で引退していま
す。

ボルグとマッケンローを演じた俳優のお二人、テニスもうまいし、二人のスィングとかによく似ていると思います。

2024-10-04

ハンバーグを大根おろしで

[No.3547]

幸い?しょうがない? か分かりませんが、今仕事が忙しいです。あれこれ考えて指示出したり、アイデアをまとめたり、議論したりです。今までのいろんな経験が関連しているので、任せてもらえる仕事があるのは、嬉しいことだ、と思うようにしていますし、思っています。

帰宅するとヘトヘトになっている日もあります。手洗いとうがいして、着替えて家族の顔を見ると安心するので、リビングにゴロンとしてそのまま寝たくなります。

睡眠時間を取るように気を付けるようになりましたし、無呼吸症候群の予防装置も使って以前の睡眠よりも改善できているとは思いますが。疲れるのでパワーが出るメニューを食べよう、となりました。

帰宅もチビ子が空腹を我慢できなくなるほど遅くならないと判断したので、今晩は俺がハンバーグ作る、と宣言。

牛と豚の挽き肉、シイタケ、ニンジンを買って帰り、帰宅後にササっと刻んで、炒めて、混ぜて、捏ねて、焼きました。我が家は大根おろしがお気に入りです。

拙者は白米を控えめにしたいところですが、ハンバーグにご飯は合うし、まだ早い時間だからいいじゃねーか、と通常の1杯をいただきました。

キッチンダイニングとリビングに、肉を焼いたにおいが充満しました。レンジ付近、床も拭きましたが、においがなくなりません。空気の入れ替えしましたが、美味しい物は、そりゃにおいも残るでしょ、ということにしています。

小さいハンバーグを作って焼いておいたので、チビ子のお弁当に入ったと思います。お弁当食べて元気出るといいなぁ。

2024-10-03

友人と話すことで気づく

[No.3546]

何かの機会に会おうとする、SNSで近況をチョコチョコ知らせている、知っている、急に電話しても昨日もあったような感じで話せる、メールもチャットもしないけど、いつも気遣っている、相手の状況や今の健康に思いを馳せる、そんな関係が友人なんだな、と思っています。

最近、急に電話で話したり、久しぶりに会って飲んだり、友人と話す機会がありました。同じような年齢ということもありますが、今悩んでいる事、葛藤している事、今後考えている事など、共感できることが多いです。

家族へのサポートや将来への不安などにも共感できること多いのですが、もっと共感できるのは、何の為に、何を目的として生きるってことなんだろう、が共感できることに根幹にあることに気が付きました。

五木寛之「人生の目的」を読んで、そんなことを考え始めて約20年です。その間にライフステージに変化もあり、転職もあり、いろんな出会いや別れがありました。何があろうとも生き続けるし、時間は流れるし、朝は夜になるし、冬から春になるし、止まることを許してもらえません。そもそも、人生とは、生きるとは、変化することを前提に何とかする、の繰り返しだと、拙者はあらためて気づいたのです。

安定を目指すのではなく、変化に何とか対応することで、何としても自分の人生を行く抜く、楽しむ、と今は捉えています。

会社や仕事での悩み、不満や不安も、少し俯瞰すればそんなに落ち込んだり、傷ついたりしなくてもいい術を、拙者も身につけた気がします。

今のところの拙者が捉えている人生の目的とは、自分の周囲に笑顔を増やすこと、です。

2024-10-01

読んだ本(2024-#80):御社のチャラ男

[No. 3545]

#80「御社のチャラ男」絲山秋子

拙者のサラリーマン、ビジネスマン経験もベテランの領域です。いろんな上司、同僚や部下もいましたし、他部署と一緒に奮闘して成果が出てこともあったし、喧嘩してしまったこともあるし。お客様にお詫びしたことも、仕入れ先に頼み込んだ事もいろんな経験があります。

いろんな人がいるもんだ、と思います。この人、どんな仕事しているんだろう、と素直に疑問が強烈な人もいました。大手企業に勤めているAさん、中小企業に勤めているBさん、同じような仕事をしているけど、圧倒的にBさんの方がパフォーマンスもいいのに、待遇は圧倒的にAさんが恵まれている、なんてことも多く、若い拙者はなんだこれ、と思う事もしばしばでした。

実際の会社や社会では、同一労働同一賃金ということはなく、もうかっている会社は給料が多いし、ケチな会社は待遇も渋いことが多い、という方が一般的なことだと32歳くらいで気が付きました。もっといい仕事や会社を見つけて転職する、が拙者の基本的な考えになりました。

チャラ男、と呼ばれる部長は、噂によると社長の肝いりで引き抜かれてきたのですが、仕事もせず、言い訳も多く、部下に面倒を任せたり、自分は責任逃れをする、と評判の部長です。

直属の部下、他部署の先輩社員、不倫関係にあった女性社員、社長などのそれぞれの立場や関係性から、チャラ男のことが述べられています。もちろんチャラ男も述べています。

社内における印象や実際って、こうゆうことなのかな、と思いました。無気力な若手社員にも、最近パフォーマンスが今一つで怒りっぽいベテラン社員にも、それぞれいろんな事情もあるんです。将来への不安、親の介護、自分の健康不安、子供の受験、いろんな困難を感じたり、抱えたりしながら、仕事もしているのだと思うのです。

最近、メンバーと話すときにも言ったのですが、拙者は、仕事の相手に怒りを感じることがなくなった、またはそんなに怒らなくなっています。この人も誰かに子供だし、家族もいるし、何か困っていることもあるんだろうな、と思いを馳せると、怒りの感情よりも相手を理解しようと思う気持ちになれます。

評価とは別に、その人の仕事っぷりや印象は、「チャラ」さが大きな影響がありますし、「チャラ」とは、妬みの気持ちが含まれている気がしました。他人と比べて楽そうでいい、とか、ラッキーが羨ましい、とかですね。「チャラ」いと呼ばれるのも嫌ですが、言うのも、人に対して思うのもやめておいた方がいいな、と思いました。

2024-09-30

季節の変わった曇り空

[No.3544]

10月にもなるし、もう真夏の暑さはなく、朝晩の気温は下がり、曇りの日も増えるんだろうな、と思います。先日出かけた時の夕方の風景です。

半袖ポロシャツとチノパンで仕事に行くのはやめて、今日からは長袖のボタンシャツにしました。まだジャケットは着ていませんが、ジャケットの準備も必要になります。

移ろいゆく季節、どんなに夏が暑くても、涼しい秋も近づき、寒い冬がやってきて、そして春を待つ、に変わりはありません。

季節の移り変わり、変化をむしろ積極的に楽しんでやろうと思います。秋に始めたいことありますし、時期を狙ってスキーをしてみたいとも思います。

写真の場所、いつ行っても、何回行っても拙者の思い入れは強いままです。ビジネスマンとしてのキャリアを考えながら、給料日に嬉しくなって行ったり、休みの日に遊んだり、終電に駆け込んだりした思い出の景色。

2024-09-29

メスティンお好み焼きと天下一品の豚キムチセット

[No.3543]

この週末は、ランチがお留守番になってましたので、専ら拙者の食べたいメニューを食べる、としました。

久しぶりにメスティンを使ってお好み焼きを作って食べました。鉄板でお好み焼きを作ることと比べると、水分量を少なくするのがポイントです。

ムキエビやイカをお好み焼きに入れたいですけど、豚バラ肉、乾燥エビ、スルメを刻む、くらいがいいです。

また小麦粉は少なめで、玉子を割って混ぜますが、追加の出汁や水は入れない方がいいです。あげ玉は必須です。カリッとした歯触りにもってこいです。固形燃料で15分くらい焼けばokですが、屋外だと風が吹いて火力が弱まるので、風除けも必要です。

災害対応として、時々メスティンを使って勘が鈍らないようにしています。災害対応で、メスティンを使う日が来ないことを願います。 


久しぶりの天下一品で豚キムチ定食です。これで1,260円です。外回りの営業時代、オフィスから1.5時間くらいの客先に行き、午前から午後2時くらいのアポイントを終えた後に、クルマで帰社前に、天下一品でランチを食べるのがささやかな楽しみでした。

さあエネルギー充填できたので、また明日から頑張ります。10月1日より、毎朝体重を測定し、目標体重になるまで、体を絞って、心も体も軽くなるように頑張ります(と、こっそり決意表明を記しておきます)。

2024-09-28

観た映画(2024-#8):蜩ノ記

[No.3542]

仕事のメンバーと、キャリアや組織や人生のことを雑談のように話したことがあるのですが、その時に紹介いただいたのは、作家である葉室 麟さんの著作です。

おススメされた映画、ようやく観ました。

どう生きるか、の答えの一つを教えてもらっている気持ちになります。話の舞台は武士の時代ですが、現代の社会や会社などの組織での日常に通じたり、同じだったりすることも多いな、と思うのは拙者だけではないと思います。

不義密通の罪を犯したとして、10年後に切腹することを命じられ、その日が来るまでに藩の家譜を仕上げることが務めの主人公、戸田秋谷(とだ しゅうこく)。鍬を手に取り畑仕事もいとわず、重い年貢の義務、藩や武士や藩に通じた商人の横暴に苦しむ百姓。

おいえのため、という大義のために、都合の悪いことや保身のための隠蔽が当たり前のように、あたかも正しい判断のように進められます。藩主のためなら、と本当に躊躇いもなく無実の罪を被る、切腹を受け入れるのは、拙者にはできません。


おいえのため、と言う重臣も、組織のためか、組織のポジションにいる自分のためか、混同していた時もあるんじゃないですかね。藩の論理ではなく、社会と自分と関係性の中での正しさとか何かを考えて行動すると、きっと社会や困っている誰かの役に立てるのだと思います。

どう生きるか、に直結するのですが、藩の論理でおいえのためと判断された流れに逆らわずに、むしろ乗っかっていく方が、安定的で、無理もなく、いい生活が遅れるのかもしれません。逆らった、と見做されないように、自分の意見はさておき、権威に同調する。。。

いわゆるサラリーマン的な判断基準も、似ているような印象を受けます。

自分らしく生きるとは、何を正しいとして目指すか、いろいろいい刺激になりました。2冊まだ読んでいないお借りしている本も、読み進めてみます。

2024-09-27

YONEX PERCEPT 97を使い始めました

[No.3541]

テニススクールの試打キャンペーンで気に入ったものの、購入を決意できず。コーチのラケットを借りてみて、やっぱり欲しくなり購入を決意した新ラケット。

張り上げてもらったので使いました。いいですね、好きです、この打感。振り抜きもいいですし、弾き過ぎないので飛び過ぎもないように思います。

ストリングもこれまでで最も細い、1.15㎜ゲージを張りまして、ボールをグリップする感じもあります。

厚さは21㎜、やはり薄めのしなりを感じられるラケットが好きなんだな、と思います。ストロークも緩急つけて打つ感じが、楽しいです。



久しぶりにラケットヒストリー更新。緑字がコレクションと予備の保管、赤字が今使用中のラケットです。

  1. WILSON の95インチ・・・スポーツ量販店で衝動買い
  2. WILSON Hammer Spin 5.5(95インチ)・・・とても薄くスピンがかかる
  3. WILSON Prostaff 85 Limited・・・Pete Sampras モデル、スマッシュの時折れた!
  4. WILSON Prostaff 85 DB・・・折れた交換品、友人A氏にあげたけど、5年後に戻った
  5. WILSON Prostaff 95 Limited・・・広め95インチ、フィットしないので知人S氏にあげた
  6. PRINCE Graphite 110・・・Micheal Chang モデル、スィートスポット広め
  7. WILSON Prostaff 85 St.Vincent・・・ネットで知り合ったアメリカ人から購入
  8. WILSON Prostaff 85 Demo・・・アメリカ人から購入、メーカーからのDemo用らしい
  9. WILSON Prostaff Tour 90 USAモデル・・・Prostaff 85の後継,、フィーリングは別物
  10. YONEX Ultimum RQ Ti 1700…Martina Hingisモデル。ボレー打ちやすい、軽過ぎ
  11. WILSON nSixOne Tour 90 USAモデル・・・Roger Federer モデル、85よりはじく
  12. WILSON kSixOne Tour 90・・・Roger Federer モデル、Prostaff 85と似た感覚
  13. WILSON Prostaff 85 Limited・・・ヤフオクで購入。しなりがなくなったので御役御免
  14. BRIDGESTONE XBLADE MP 325…しなりがよく、Prostaff 85よりボレーは楽
  15. WILSON Prostaff 85 ・・・ アメリカの通販サイトで予備用に購入
  16. WILSON BLX STEAM PRO…久しぶりの95。320gと重すぎずよく振れる。
  17. HEAD Graphene Radical Midplus・・・ 重量308g、軽くてもスピンがよくかかる
  18. HEAD Graphene Radical Midplus・・・ 気に入ったので2本目を購入
  19. WILSON Prostaff 85 ・・・ 地球一周ツアー途中のアメリカ通販で受け取り
  20. WILSON BURN 95J Counter Vail ・・・ 試打して、Prostaff 85の良さを感じ購入
  21. Babolat Pure Aero Pro Drive ・・・ ナダル2代目モデル。弾け過ぎずに振り抜きもいい
  22. Babolat Pure Aero Pro Drive+ ・・・ 2本目をロングモデル。食わず嫌いの過去を後悔
  23. Babolat Pure Aero Rafa ・・・ ナダルの新モデル
  24. Head Graphene 360+Radical Mid Plus 2021 ・・・ 振ってヘッドを走らせる
  25. YONEX PERCEPT 97 ・・・ 振り抜きの良さ、ボレーの感覚も気に入っています。

2024-09-26

読んだ本(2024-#79):今も未来も変わらない

 [No.3540]

#79「今も未来も変わらない」

昭和生まれ、昭和育ち、平成生まれなどとジェネレーションギャップをシンボルのように語られる言葉です。実際に、仕事のメンバーや部下には、平成生まれもいますし、バブル経験者もいます。

盛り上がるテレビ番組のタイトルや、ヒット曲や流行った遊びなどは世代で違いますが、どんなことを楽しく思うか、悲しく思うか、の琴線に触れる部分が、そんなに変化した訳でもないと思います。

昭和生まれの作家でシングルマザー、大学受験を控えた娘。干支が二回りくらい年下の彼? 仲の良い学生と映画を観たり、シングルライフを満喫する女友達とのやり取り、ザ・日常をいろんな立場でも存分に楽しむことが出来ると、有意義な毎日になるような気がしました。

知り合える範囲はスマホやSNSで比較にならないくらい広がりますから、海外の人や場所に興味を持ったり、活動範囲は変わるかもしれませんね。現時点での、学生時代に関する最大の後悔の一つは、短期でもいいから海外留学して、英語の読み書きと話すスキルを高めておけばよかった、であります。

2024-09-25

コーヒーを淹れるのも一期一会

[No.3539]

コーヒーのハンドドリップをバリスタに教えてもらう機会がありました。拙者コーヒー好きですから、好きなコーヒー豆、ミルクやシロップを入れるやら入れないやら、自分の好みはあります。

コーヒー豆の種類、煎り方、挽き方、水、お湯の温度などで味わいが違うから、とこだわり強めの話を聞くのは面白そうですが、ちょっとうざいかも、が正直な気持ちでした。



今回、教えてもらって目から鱗が落ちました。

焙煎されたじ豆を、同じように挽き、同じお湯でハンドドリップしても、風味や味が異なることに気が付いたのです。

バリスタ曰く、ドリッパーの中でお湯に触れる時間、ドリッパーの中で挽いた粉をむらなく攪拌させるかどうかなどだけでも、風味や味わいが変わる、とのこと。

コーヒー豆を挽くグラインダーも、挽きむらが出ないようにプロ仕様のグラインダーでやってもらうと、見事な挽きっぷりでした。でもプロ仕様の60万円は買えないので、いつも通りお店で挽いてもらおうと思います。

バリスタ曰く、正解があるというよりも、風味や味わいがいろいろ変わることを知っていれば楽しみも増えます、という優しいご指導でした。

コーヒーの風味と味わいも一期一会、楽しみが増えたようで嬉しいです。あまりにも細かいこだわりを醸し出すのは五月蠅いですけど、いろいろ変わるだけで、味わいや風味も違う事を知るのは、やはり面白い発見です。あと、少しでも美味しく淹れようと、あれこれ考えてやってみるのも楽しいです。

2024-09-23

読んだ本(2024-#77+#78):白鳥とコウモリ(上)(下)

[No.3538]

#77+#78「白鳥とコウモリ」(上)(下)東野 圭吾

拙者が読書を楽しいと思えていない頃、ビジネス本とかキャリアとかスキルとかマーケティングとかそんな本は読んでいました。

小説もいいから読んでみろ、と貸してもらったのが東野圭吾「容疑者χの献身」でした。帰りの電車での読んで、最後は涙が流れてしまい、電車の中で本を読みながら涙を流していました。ですので、東野圭吾作品は、思い入れもあるし、一気に読んでしまうほど、お気に入りの作家です。

時効を迎えた事件の真犯人だったと告白した父、そんな父が相続の相談をした弁護士を殺害したと逮捕された。

容疑者が容易に特定された弁護士殺害事件ですが、被害者である弁護士の娘も、事件の真相が別にあるのではないか、といろいろ調べていて、そのうち容疑者の息子ともコンタクトするのです。

タイトルの白鳥とコウモリとは、被害者の娘と容疑者の息子の対比です。昼間に飛ぶ白鳥と、夜中に飛ぶコウモリ。決して、同じ時に飛ぶことはない、関係性の例えだと、下巻の中頃あたりで気がつきました。

優しい人に気持ちにつけ込む人、つけ込まれても強く真っ当に生きようとする人。優しい気持ちのつながりの、切なさと、やるせなさと、でも優しさにじんわりと温かな気持ちにもなれます。

久しぶりの、東野圭吾 一気読みでした。

2024-09-22

Fedelini alla Boscaiola(木こりのパスタ)再々

 [No.3537]

週末の自宅ご飯は、拙者が作ることも多いです。チビ子のリクエストは、圧倒的にパスタが多いです。パスタは麺の炭水化物が多めなので、できればタンパク質を摂って欲しいので、どのパスタを作ろうか、考えます。

チキンとムキエビのパスタや、キノコいっぱい木こりのパスタを勧めるのですが、九条ネギとカニとカラスミ、キャベツとサクラエビなどを好んでいるようです。

キノコをたくさん食べられるし。木こりのパスタは、チビ子にもオススメなのですが、以前はそんなに好きでもなかったみたいです。妻と拙者がススメるからでしょうが、最近は木こりのパスタもいいね、と喜んでくれるのです。

家で食べたご飯が美味しいとか、家族で楽しくご飯を食べたということは、些細であることは間違いないのですが、些細であろうとも嬉しい出来事の積み重ねや、累積の層の数や重さこそが、人生の豊かさと関連していそうな仮説が拙者の中で強まっています。

人生の「豊かさ」とは何かについて、拙者の仮説は豊かさ=笑顔、です。いろんな方法で笑顔を増やすことができます。面白いジョークで笑う、何かを達成を喜ぶ、友人知人との再会を喜ぶ、美味しいものを食べて喜ぶ、などいろいろです。

ですので、一回一回の食事や、家族との日常も豊かさを感じることができる、とても大事な機会だと思えてきています。この木こりのパスタは、エリンギ、シメジ、シーチキン缶詰、トマト缶詰、タマネギ半玉、ニンニク一片、オリーブの瓶詰め、オリーブオイル、ディチェコのフェデリーニ260グラムでできています。豊かさを感じるには、とても費用対効果が高いと思います。

2024-09-21

クラスメイトにアイスを奢ってもらった

 [No.3536]

テニスラケットを新規に購入したので、テニススクールのレッスン終わりの受付カウンターで、ストリングの張りを頼んでいました。
通りかかったクラスの方が、「おっ、買ったんですね。じゃ、お祝いにアイス奢ります」と。
受付カウンターで売っている50円のアイスを奢ってくれ、2人で楽しく食べました。
奢ってもらって嬉しかったです。今度は、拙者が奢ってあげようと思います。

2024-09-20

読んだ本(2024-#76):新・日本の七不思議

[No.3535]

#76「新・日本の七不思議」鯨 統一郎

デビュー作品「邪馬台国はどこですか?」を一気読みし、続編があると知って購入しましたが、実は本作は3作目で、2作目は「新・世界の七不思議」だったとは。

まあ気にせずに読み始めましたが、一気に読みました。

原日本人はどこから来た?誰?

邪馬台国、柿本人麻呂、空海、本能寺の変、写楽は誰?など、歴史的関心がくすぐられる内容が盛りだくさんです。

歴史研究家の成果を軽んじるものではありませんが、文字や物理的な証跡で、縄文時代や万葉集の時代のことを考察するのは、確かに容易ではありません。書物に書かれていることが、事実かどうかも確認できないので、書かれたままを受け入れるか、書かれていることから解釈を拡大するしかないです。

空海、弘法大師にも興味を持っていました。あの昔に唐に渡り、短期間の間に現地の言葉で修業し、密教の第七祖である唐の長安にある青龍寺の恵果和尚より、阿闍梨僧位を半年間の修行で授けられた。20年の予定を修行を2年間で終えたなど、ミラクルです。

あの時代に、船に乗って唐に行って、現地の人とコミュニケーションして、修行するだけでもとても大変だと思います。

日本のあちこちにも弘法大師ゆかりの場所やエピソードもありますので、どれだけ旅に出ていたのだろうとも思います。どこまでが事実で、どこからが伝承か、興味は尽きません。

万葉集の不思議は、「人麻呂の暗号」を読んだ頃から興味がありました。なぜ歌集を編纂したのか、目的や意図があるはずだと思います。

スマホで写真を撮って、いろんな人に見せたりできない時代に、絵を描いたり、詩を書いて残すという事は、大きな強い目的や意図があったと思います。ルーブル美術館に行っていろんな彫刻や絵画を見た時も、示したい威光、社会に伝えたい不安、不満やメッセージを拙者なりに感じました。

遠くまで来て都や故郷のことを懐かしく思う、例えば、朝廷の指示で編纂される歌集が、本当にそれだけのメッセージであれば、歌として選ばれない気がするのです。何かの威光やメッセージが埋め込まれていると思うのです。

物理的に、科学的に証明されないことを軽んじるつもりはありません。信じる人を軽んじるつもりはありません。事実が何かと、自分が何をどう考え、信じるか、人にどう伝えるかは、別々な方がいいと思っているだけです。

ちなみに、卑弥呼が治めていたとされる邪馬台国は、九州北部でもないし、奈良などの畿内でもないと思っています。倭国、奴国、卑とか邪とか、ネガティブな意味を含む漢字があてられているのは、漢書地理志、後漢書東夷伝などが、見下している、よくわからない未知のというニュアンスがそのまま書かれています。

そういえば、なぜ我が国は、日本と呼ばれるのでしょうか。いつから? にっぽん? にほん?国名だって、歴史的経緯や事実を知ろうとすれば、いろんな興味関心につながります。歴史的な事実や正解は何か、たどり着けなくでも、たどってみることはやっぱり意義があると思うのです。

2作目の「新・世界の七不思議」も読むだろうな、拙者。

2024-09-19

中秋の名月の下でテニス

[No.3534]

公営テニスコートを予約してくれる同僚がいます。自宅から自転車で行ける場所で、仕事終わりに同僚とテニスだなんて、素晴らしいことです。

おまけに、先日は中秋の名月の下で、オーストラリア、韓国、台湾、アメリカのハワイ、そして日本の出身者でグローバルなテニスを楽しみました。

初心者の方もいるので、のんびり打つ時もあります。教え魔にはなりたくないですが、困っているようだったので、サーブのトスのタイミング、ストロークとステップの関係などを簡単に説明して伝えました。

上手くできた時の笑顔を見れて、テニスは楽しいです、と言ってもらえたので、拙者はテニスはいいな、やっぱり素晴らしいな、と思いました。

2024-09-18

読んだ本(2024-#75):民王

 [No.3533]

#75「民王」池井戸 潤

オレたち花のバブル組を読み、下町ロケット、半沢直樹、花咲舞が黙ってない、シャイロックの子供たちなどを、ドラマや映画で楽しんでいます。

様々な障壁にぶつかり、奮闘する主人公たちに熱い想いを抱かざるを得ない作品に、拙者も心を鷲掴みされております。

本作品は読み始めて30ページくらいの時に、つまらないと感じてしまいました。現職の総理大臣である父と息子が、心と体が入れ替わってしまう、という事態が唐突に発生。ろくに大学の授業でも勉強してなさそうな息子が予算員会などの審議で討論し、ザ政治家の父が、大学のサークル飲み会のクラブで喧嘩に巻き込まれて、、、。

しかし、息子が父に替ってメディアに啖呵を切り、父が息子に替って就職活動の面接で面接官に意見するあたりから、読み止めることが出来なくなるほどに一気読みでした。

心と体の入れ替わりと言えば、時をかける少女、君の名は、を思い出しますが、本作品での入れ替わりの原因を聞いて、実現しそうでこわいです。

続編もあるようですし、ドラマもあるようです。秘書貝原のスピンオフもあるようです。読んでみたいし、見てみたい。

2024-09-17

Fedelini, granchio, bottarga 恒例です

[No.3532]

結婚する頃から、引っ越してキッチンも広くなったから、ちょっと料理をしてみようか、となりました、多分。最初の頃に作ったパスタは、ペペロンチーノが多かったです。理由は、拙者が自分で食べたいから、でした。まあ妻も美味しいと言ってくれてましたし、実際には料理も皿洗いも、達成感もあるし、気分転換にもなります。

それから、生麺を使ってみたり、細い乾麺を使ってみたり、トマトを使ったり、魚介やチキンを使ったり、チビ子の好物も出てきたりして、週末に父ちゃんのパスタの出番は、そこそこある、が我が家であります。

久しぶりに、チビ子のリクエストに応えまして、九条ネギとカニとカラスミのパスタを作りました。このパスタは、ホテルのレストランで食べた美味しいパスタをマネっこしたのですが、我が家のお気に入りパスタの一つです。

このパスタ、チビ子が好きなのですよ。九条ネギの甘さ、カニの風味、カラスミの塩加減がお気に入りの理由だそうで。

一口目を食べると、美味しいとアクション込みで表現してくれます。そんなことで、父ちゃんは嬉しくなるのです。

2024-09-16

趣味からだって学ぶことが出来る

[No.3531]

テニススクールの振り替えレッスンに参加できました。いつものクラスではないですが、コーチはいつものクラスのコーチで、いつもと同じように楽しめました。

最近の拙者の強化ポイントの一つは、手ニスならぬ足ニスで、フットワークです。テニスを始めた頃から、テニスにはフットワークが大事と、耳にタコが出来るほど聞いてきましたが、フットワークを止めない重要性や意味が、まさに今実感できています。

フットワークを止めない→初動の体重移動がスピーディで楽→体重移動をパワーにして、足首、膝、腰、肩、肘と連動させると、力まずにヘッドスピードは上がるし、ボールにパワーを伝えることも出来るようになります。

力まずにパワーボールが打てると、バテないし、力まないので失敗も減るわけです。

ついつい、ボールとラケットが当たるところ、ラケットの振り方に目が行くのですが、実は、もっと前の局面の体重移動で、良し悪しに大きな影響を与えていることに気が付いたのです。

テニスでの気付きを、人生や仕事に無理やり関連付けるわけでもないのですが、起こった事やその関連内容にだけ注目せずに、背景や事情を遡って理解することは、やはり有用なのだとも思います。

若手メンバーに負けないようにラケットを振っている時もあったのですが、フットワークでパワーもコントロールもスタミナも向上させることが可能だと気が付きました。


振り替えレッスンでは、コーチと打つ時も、クラスの人とストロークを打つ時も、ボレーボレーの時も、1,2,3って頭の中で声をかけ続けました。相手が打つタイミングで1と唱えながら、軽くジャンプ、ボールの来そうなところに移動して、テイクバックの右足を固定するタイミングで2と唱え、ボールを打つ瞬間に3と唱えます。大事なのはここからで、自分の打ったボールに見とれて足を止めることなく、次の1のために相手に正対するためのフットワークを心がけました。

ボールを打つのが楽しく、疲れにくく、ボールもコントロール出来てスピンもよくかかっていると実感できました。おまけに、上級者ですか、と声をかけてもらって調子にも乗ります。

わかっていることと、実践できること、はやはり違います。拙者は、知っている、分かっているではなく、実践できる、実勢する、にこだわって生きて行けばいいんだ、とテニススクールの振り替えレッスンで思ったのでした。