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2025-01-31

読んだ本(2025-#13):予知夢

[No.3635]

#13「予知夢」東野 圭吾

いかんいかん、東野圭吾作品を読む場合に、よくあるパターンにはまってしまいました、一気読みです。

起こったと聞いた事象を聞いただけでは、人智を超えているとか、科学的に解明できない、と思える事象についても、事象の原因や原因の関連性を細かく見てみると、奇跡ではなく必然や蓋然性があるものに捉えられる、と学ぶことができます。

東野圭吾の全作品一覧によりますと、1985年の「放課後」から、2024年の「クスノキの女神」までで104作品あるようです。まだまだ読んでいない東野圭吾作品、ぼちぼち読んで楽しみたいと思います。

2025-01-30

読んだ本(2025-#12):旅屋おかえり

[No.3634]

#12「旅屋おかえり」原田 マハ

これまでに原田マハ作品を鑑賞してきましたが、最近加速度的に読むようになっている気もします。

旅番組のレポーターのみが今ある仕事、ついにはその仕事もなくなってしまった、”おかえり”こと丘えりかが主人公。

スポンサーの決定で、旅番組がなくなってしまった芸能事務所が始めた新事業とは、誰かの代わりに旅して、頼まれたミッションを遂行して納品する、という仕事。

べたべたしていないけど、周囲の人々、つながっていく人々との温かいつながりが、読んでいて心地よく、昔の田舎の事を思い出しました。

旅に出るといろんなことを考えたり、思い出したりします。毎日の生活、日常では気づかないことに旅の途中で気づいたり、日常が当たり前ではなくなった時に感じることも、やはり大事だと思います。

せっかくいい本を手に入れたのに、一気読み。ちょっともったいなかった気がするのは、拙者がケチだということでしょうか。

2025-01-29

観た映画(2025-#2):魔女の宅急便

[No.3633]

すっかりジブリづいているチビ子です。これまで何度もおススメしたにもかかわらず、戦闘シーンが怖いと言われて、避けた作品もあったのですが、だんだん観れる作品も多くなり、慌ててDVDを入手して観ております。

1989年の映画です。35年前です。まったくと言っていいほど古さを感じません。

魔法使いの女の子は、13歳で一人で他の街に行って、独り立ちするという慣習に倣って、主人公キキが箒に乗って飛び立ちます。

チビ子のお父ちゃんとしてこの映画を観ると、独り立ちが13歳とは早い、早過ぎるが正直な感想。

ふわっと飛び上がる感じ、ドラえもんのどこでもドアやタケコプターと同じように、あるといいな、と思います。

リビングでゴロンとしてみんなで観ました。きっと、また観ると思います。



読んだ本(2025-#11):ビジネス経済学

[No. 3632]

#11「ビジネス経済学」大林 厚臣

学生時代に経済学を専攻したものの、学部の時は経済学を専攻していなかったので、マクロ経済、ミクロ経済、価格決定理論とか賃金理論などのベースを、ほぼサミュエルソン「経済学」でなんとか入り口を理解した、というのが拙者のやり方でした。

最初からホモエコノミクスの概念が腹落ちしないままでしたが、これら経済学の理論を理解する事で、何かこれからの指針を得られるのではないか、と期待を膨らませていたのが学生時代でした。

実際に就職し、マーケティングデータを眺めたり、分析したり、顧客データを解析したり、製品の戦略やプロモーションなどを企画すればするほど、行動経済学的なアプローチは受け入れやすいですが、学生時代から馴染んだ経済理論との心の距離感は遠ざかるばかりでした。

再度、ビジネス経験を重ねた上で、経済理論を読んでみようと思いました。経済学で考えられるモデルなどは、考え方のフレームであって、フレームで当てはめて何か解決策を生み出すツールではないな、が印象です。過去を理解するためには有効だけど、未来を予測するためには有効性は限定的だと感じます。

新しい付加価値を生み出し、他社製品と差別化し、利益を生み出すオペレーションのいずれも事業活動を活発するためには重要です。その中で需給分析や価格決定などの経済理論に基づく検討、SWOT分析や3P4Cなどのマーケティング分析フレームワークも、限定された条件内でのみ有効な判断と感じます。

有効ではない、のではなく、本来ビジネスとして解決したい課題の中では、特定の一部分のことでしかない、という感じです。

本来ビジネスとして解決したい課題にも、局所毎に深く考える必要があり、そんな場合にはやはりこのような経済学的な思考は有効と思います。

時々は、昔読んだ事、理解したり考えた事を振り返ってみて、今だとどんな事を考えるか、以前と差異があるかなどを、自分で感じることが有用だなと思います。

2025-01-28

岡本太郎記念館(再び)

[No.3631]

最初の訪問ら数えて、今回で4度目だと思います。タイミングが合えば行きたいですし、ちょっとガッツが足りないと、行きたい気持ちが強まっていることに、拙者自身が気がついています。


岡本太郎の絵画や彫刻の作品もすごいですが、岡本太郎の言葉もとても心を揺さぶられます。こちらの欲求、慢心、油断、甘えを見透かされているようです。今回もガッツをいただきました


仕事を頑張るモチベーションとして、成果が出ること、努力が報われる事があるのは、自然な発想だと思います。頑張れば必ず報われる、とも思っていませんが、報われたい欲求が高まりすぎると、不満や不安などのストレスにつながることに気がつきました。

岡本太郎の言葉には、世間にどのように認められるか、認められるためにどうすべきかを考えていた素振はありません。自分の情熱をただ形にする、絵を描くだけで、他人の評判など気にしない。

ビジネスマンや組織に所属するサラリーマンとしては、社内の評判や評価を気にしないわけにはいきませんが、成果を望みすぎたり、頑張った見返りを求めすぎると、焦り、妬みなどにつながりやすいな、とも気が付きました。

以前の上司に言われた、時々思い出す言葉があります。「自分でコントロールできないことは気にし過ぎない」ということ。何の、誰のために頑張るのか、という目的には全力で考え抜いて行動するとして、結果をどう評価されるかは、評価する人に任せるでいいじゃないか、と。評価者がどう評価しようとも、気にせず、自分で実現したことを評価できれば、それでいいと。

6年前に元上司に言われた言葉が、岡本太郎から発せられたパッションが拙者の中で結びつきました。

2025-01-27

Apple Vision Pro

[No. 3629]

Apple Storeに出掛けた時に、店員さんにApple Visionのデモ体験を勧めていただきまして、体験することができました。いやはや、驚きました。聞いてみたと、やってみたでは、ここまで感動が違うのか、が正直な感想です。




顔や頭のサイズを、まずはFaceIDの要領で測定し、グラスを装着後は、左右目の距離に合わせて、アイセンサーの感知場所を補正しているようでした。

アプリケーションアイコンを眺めると、ピコッと表示が浮かぶので、右手で軽めの指パッチンすれば起動します。
アプリケーションは、起動後のウィンドウは、自在に自分の前後左右、全方向3次元の360度に配置することができます。おまけに、ウィンドウを位置は、自分で変えないのであれば、空間上に固定されています。

iPhone15?以上の機能で撮影すると、動画が3Dとして再生できます。人間の眼で見るように、手前と奥行きの両方が同時にピントが合っている感じに見えて、とても不思議でした。
動画撮影のテクニックもありますが、迫ってくるような映像、東京ディズニーランドのソアリンとか、バンクーバーで堪能したFly Over CANADAの興奮が再び、でした。
動画もビデオを見ているのではなく、その場にいる感じです。

音声も素晴らしかったです。イヤフォンではなく、骨伝導のような方式と感じました。空間オーディオ、イマーシブ・オーディオ、ドルビーアトモスというキーワードのテクノロジーのようです。

寝ながら映画も観るのも楽しそうです。

重いので座ったまま、立ったままで装着するのは首が疲れるので、時々休憩も必要ですが、背景が透けて、人が近づいたりすると、適宜グラスの向こう側の実際の景色が透けて見えるので、狭い所や近い場所を眺め続ける、という感じもあまりしませんでした。

デモをしてくれた担当者の説明も、丁寧で分かりやすく、おまけに優しい。価格は599,800円からです。未来を感じることができます。こんな刺激的な体験、たまには必要だと思いました。

2025-01-26

PP19 パパベアチェア Bear Chair

[No.3628]

デンマークを代表するデザイナーの一人、ハンス・ウェグナーの作品の一つ、ベアチェアです。熊に抱かれるような造形です。

歩いていてお店を見つけて店内にお邪魔しました。シンプルで美しく、座り心地もいいんだろうなと思っていたら、ぜひ座ってみてください、と店員さんにお声がけいただきました。

どっかりと座る、座面が高くないので、とてもリラックスできます。座面と肘置きの高さと位置関係が絶妙。手すり先端の木材の触り心地、最高です。

ハンス・ウェグナー自身もとても気に入っていた作品の一つだそうです。受注生産、分解できないので、このまま通路を通れない場所では、搬入もできません。

布生地、皮革生地の選択も完全なオーダーメイド。4,231,700円からです。

しかし、素晴らしい椅子です。優れたモノに触れるといい刺激があります。

2025-01-25

テニスの学び:力を込めるのは3回のうち1回くらい

[No.3627]

テニススクールでも強い人は、ストロークは力強く(速いとかスピンがよくかかっているとか)、見ていると拙者まで力んでしまうことがあります。

相手がネットに詰めていて、こちらがストロークをする場合、バンバン打ち続けられればいいですが、こちらが速いストロークを打てば、ボレーで帰ってくるタイミングも早くなるので、ストロークがネットしたり、アウトボールになる可能性が高まります。つまり勝てません。

ボレーしづらいのは、ボレーやーの足元を狙う他に、ペースを変えることも有効だと気が付きました。ストロークのスピードを追求するのではなく、足元や左右にコントロールすることを重視して、ラケットは振り切るけどボールを強く打たないイメージです。

この考え方で行くと、ストロークで力をちょっと入れて打つのは、3回に1回くらいですが、フットワークを意識しながら、ストロークの緩急をつけるとスタミナも温存できますし、ただ北ボールを打つではなく、打てるボールを確実に打つとなり、とても楽しく感じられました。

レッスン後のコーチとの会話でも、見ていてよかったです、と言ってもらえて嬉しかったです。こんな当たり前のこと、テニス始めて25年以上経って、ようやく実践できるようになりました。

2025-01-24

読んだ本(2025-#10):ラジオ・ガガガ

 [No.3626]

#10「ラジオ・ガガガ」原田 ひ香

最近、原田ひ香作品、読むことが多い気がます。

Radio GagaはQueenの名曲と思う一つで、拙者が大好きです。Lady Gagaは、音楽プロデューサーがQueenのボーカル:フレディ・マーキュリーの声と比較したことをきっかけに、Radio GagaがLady Gagaに変化して、本人も気に入ったことを機にニックネームになったらしいです。

ラジオとつながりのある人物を描いた短編です。拙者もラジオを聴くのは大好きです。中島みゆき、デーモン小暮、とんねるず、小泉今日子、ビートたけし、ウッチャンナンチャン、松任谷由実などのオールナイトニッポンは、聞きながら勉強したり、120分テープをオートリバースでタイマー録音して聞き直したりの学生時代でした。パーソナリティが話しかけてくれる感じが、姿もないし遠くにいる会ったこともないのに、信頼や安心感を感じたからだと思います。周囲にいる大人とはちょっと違う視点だったり、自分は自分でいいから、と応援してもらっている気がしました。アイドルとして歌ったり踊ったりのキョンキョンよりも、パーソナリティの小泉今日子の方が印象も記憶も強いです。小泉今日子さんは書評もされていたりして、ああドラマも結構見ているな。

今では、radikoでスマホアプリで電波コンディションに関係なくクリアに聞けるし、エリアが違っても聞けるし、過去分も聞けたりします。

遠く離れた田舎で、1242MHzでザーザー音を聞いていた頃が懐かしいです。ローカル局がオールナイトニッポンを放送することになって、嬉しかったこと、大勢の前では話さないけど、ラジオ好き、というだけで仲良かった友達がいたこと、を思い出しました。

パーソナリティを、先輩、両親、兄弟姉妹、親戚、友人などになぞらえていたような気がします。

このCDラジカセで、お気に入り放送回をカセットで保存とかしていました。やっぱりラジオいいなあ。

2025-01-23

東京タワー:冷える夜に灯る都会のロウソク

 [Noi.3625]

仕事の用事で通りかかったので、今回も撮りました。青空に映える東京タワーも美しいですが、寒い夜に見ると、気温やいろんな難しさで寒さを感じる都会で、暖かくしてくれる、温かく見守ってくれる、明るい何かを示してくれる都会のロウソクのような存在に感じます。

一度は東京タワーが毎日の生活にある場所に住みたかった、と知人が仰っていました。聞いて時はそうですか、と思っただけですが、今はなるほど、と思えます。

東京スカイツリーよりも、東京タワーだな。

2025-01-22

読んだ本(2025-#8+#9)無理(上)+(下)

[No.3624]

#8+#9「無理」(上)+(下)奥田 英朗

東北地方の田舎町、娯楽もなく、ショッピングモールでたまる、パチンコか。

大人も日々に疲れ、将来にポジティブな何かを感じることも難しい仕事の毎日。

代り映えのない年月、疲弊し高齢化の進むコミュニティ、都会に出ようとする若者と、どうせ都会に出てもなんともならないから、田舎町に居続ける若者。

物語の舞台は、東京、大阪、名古屋、横浜、京都などの政令指定都市ではない、県庁所在地や雇用創出のある企業が進出している町、以外のあらゆる地方都市が抱える共通の事態だと思います。

希望の持てない今の仕事、恵まれない雇用環境、希望を語らない大人が多い街で起こる出来事。生活保護の不正受給、高齢者のサポート、地盤で幅を利かせる議員と群がる関係者、雇用に恵まれない人々の課題、精神的救済を求める信心の活動、引きこもりの大人、老人の万引きなどが複合的に発生します。

それぞれが、いろんなつながりを持っているの、そうつながるか、と伏線的なつながりを楽しみました。発生する出来事は、ハッピーなことよりも、そうでないことの方が多いですが、いろんなシリアスさの疑似体験としては、十分すぎる内容だと思います。

それでも、どんどん読みたくなる、一気読みしてしまうのは、いいも悪いもどちらの登場人物も、なんとなく憎めない事情があるな、と感じるからだと思います。

2025-01-21

惑星直列(1982年3月10日)を思い出した

[No.3623]

今日は惑星直列が見える、と妻とチビ子が知ったので、夕暮れに2人はマンションの外で夜空を眺めていました。

仕事から帰った拙者も合流して、アプリで探して空を眺めて、上階の廊下にも上がってみて、よく見えました。

そういえば、子供の頃母と眺めた惑星直列を思い出しました。確か1982年だったと思って検索したら、記事が出てきました。母が新聞記事で見たので、実際に見てみようと2人で空を寒い日に眺めた事を思い出しました。

200年に一回とか、長い年月の計算がよくできるもんだな、と子供心でも感心したこと、母と2人で眺めた事を憶えていそうだ、と感じたような気がします。

母も祖母も、空から眺めてくれていると思いますが、どっちの方向から見ていてくれるのでしょうかね。

2025-01-20

ヒレカツを作る

[No.3622]

興味があればやってみよう、やってみたら何とかなるし、面白いかも、くらいの気持ちで人生をエンジョイする、がここ数年のモットーだったりします。

自宅で揚げ物を作るのは片付けが面倒、とは思うものの、やはり揚げたてを食べるのは、楽しく美味しいのであります。

近所のスーパーでヒレ肉を売っているのを見つけたので、チビ子のリクエストもあり、疲労回復には豚肉、となりまして、久しぶりにヒレカツを作りました。

フライパンにオイルをなるべく少なく入れて、小麦粉まぶして、溶きたまごをくぐらせて、パン粉をつけて揚げました。ダイニングとリビングにも美味しいにおいが充満するのもご愛嬌とばかりに、食後も換気扇は全開マックスです。

料理のセンスがあるとは思いませんが、作ってみたらまあまあ美味しいと思えますし、家族も喜んでくれるので、家で料理して食べるのは、費用対効果の高い遊びのような気もします。

2025-01-19

観た映画(2025-#1):天空の城ラピュタ

[No.3621]

小さいお子さんに見せる映画として、ディズニーと並びジブリ作品もたくさん見ているお子さんがいるのではないかと思います。

我が家、チビ子がこれまでに見たジブリ作品は、たぶん以下です。

  • となりのトトロ
  • 崖の上のポニョ
  • 魔女の宅急便
  • 千と千尋の神隠し
  • ルパン三世 カリオストロの城
  • ハウルの動く城
バイオレンス、裏切りなどのある映画は、こわいというので、慎重に選んでチビ子に話したうえで、リビングでゴロンとみんなで観る、が我が家のスタイルです。

先日、テレビ放映を観た「ハウルの動く城」でジブリ作品への興味が増し、拙者におススメを聞いてきたので、提案したのが、
  • 天空の城ラピュタ
  • 紅の豚
  • 風の谷のナウシカ
です。
天空の城ラピュタのDVDを入手したので、早速リビングでゴロンと観ました。妻もチビ子も、観ながら解説を求めてくるので、「聞かずに自分で観ればいいから」と何度も応えていました。

1986年の作品ですが、古さも感じず、メッセージも絵も素晴らしいです。チビ子もよかった、と言ってました。きっともっと早く観ててもよかったな、と思っているはず。
もののけ姫は、まだちょっと怖がっている感じです。

2025-01-18

週末の過ごし方(手紙を書く)

 [No.3620]

スマホのSNSでメッセージや写真を送るのもいいですけど、手紙を送るのもいいなと思ったので、今日はお世話になって方々への近況報告を手紙を書きました。

最近の写真も選びました。明日写真プリント屋さんに行って印刷してもらいます。

手紙を書きながら気がついてことがあります。自分で書きたい事を考える、出来事を思い出しながら、伝わるように文章を考えて、言葉を選んで、並びを考えることは、とてもいい刺激です。アウトプットすることの重要性を、最近拝聴した大人の学びのセミナーでも聞きましたが、文章を書くことは、自分のトレーニングにも良い効果があると思います。

幼少期から知っていただけている方、大人になって知り合った方、いつもお世話になっているみなさん、合わせて9通の手紙を書き終えました。近況をお知らせできて、感謝の気持ちが伝わって、手紙を読むのを楽しんでいただけるといいな、と思います。

2025-01-17

読んだ本(2025-#7):その本は

[No. 3619]

#7「その本は」ヨシタケシンスケ、又吉 直樹

ずっと気になっていた本でした。ヨシタケ氏の絵も好きですし、視点はユニークでどこかシュールで、でも優しさを感じます。

又吉氏は話題のある作家ということは知りながら、著作を読んだことがなかったので楽しみでした。

本とは、事実、思い出、希望や悲しみ、未来への願い、絶望や夢、誰かに伝えない想い、とも言えると感じました。

何のために本があるのかと考えれば、必然的にわかります。何かを伝えるためにあるのだと。

何かとは、事実、思い出、希望や悲しみ、未来への願い、絶望や夢、誰かに伝えない想いなどですね。



拙者は、本の替わりに、このブログを書くようになったと思います。2005年に書き始めた時は、自分の文章能力の向上と、離れて暮らす友人知人への近況報告の二つが目的でした。

そのうち、自分を振り返る記録にもなりましたし、チビ子に父ちゃんのつぶやきを見てもらう場所にもなっています。そんな事を感じていたのか、以前同じ本を読んでの感想と、今読んでみての感想が同じだったり、視点が変わったり、に気づけるのも面白いです。

2025-01-16

読んだ本(2025-#6):危険なビーナス

[No.3618]

#6「危険なビーナス」東野 圭吾

父親違いの弟、明人。シアトルに在住で何年も疎遠だったが、急に相続の確認で帰国することになったものの、妻の楓だけが帰国してきた。

疎遠の弟の妻、から明人が失踪したことを聞き、明人から実家の相続の問題、亡き母の事故などの話を聞かされていることを知った主人公の獣医師である伯朗。

画家だった伯朗の父、父の逝去後に母が再婚した相手との間に生まれた弟の明人。再婚した相手の医療法人、医療法人の負債や財産などが明らかになる一方、姿を現さない明人。明人の妻という楓と進めていく調査。。。

章立てされておらず、どこで読むのを止めようか決意しづらく、おまけに読み続けたくなるほど面白いので、一気読みでした。東野圭吾作品、一気読みになる傾向が強いです。いいんですけど、せっかく買ったのに、すぐ読み終えるのがもったいない気持ちになるのは、拙者がケチなんでしょうか。

2025-01-15

浜田省吾 J.S Foundation 人道支援プロジェクトサポートの為のチャリティコンサート 'Journey of a Songwriter" since 1975 "青の時間"

[No.3617]

チケットが当選し、また浜田省吾さんのパフォーマンスを同じ空間で観て聴ける機会に恵まれました。人道支援を始めて25年と仰っていました。拙者が南北問題を知ったきっかけは、J-BOYでした。社会の授業で習うよりも、意味が直感的に理解できました。

空気の冷たい夕方でしたが、会場の渋谷NHKホールには続々と観客が集まっていました。拙者と同じ年齢層、先輩も若手もいらっしゃいます。

どんな曲が演奏されたかは、明日出かけられる方の楽しみを奪わないように内緒にしておきます。浜田省吾さんが、今歌ってみんなに届けたい歌を選んだ、と仰っていましたのでお楽しみに。

3階席で遠い席でしたが、拙者と浜田省吾さんの(拙者の思い込み)距離は1mmも遠くなっているわけではなく、一挙手一投足を堪能しました。

カッコいいです。渋いです、そして優しいです。お腹にガツンとガッツを注入され、肩と背中をそっと押してもらえたような感触があります。また拙者は頑張れます。

2025-01-14

読んだ本(2025-#5):虹にすわる

[No.3616]

#5「虹にすわる」瀧羽 麻子

都会での生活や仕事に疲れて、実家に戻るという選択肢もありだと思います。田舎出身で、都会で進学し、就職し、転職してきた拙者は、主人公の徳井の心情は理解できます。拙者の場合、何とか意地でも都会で乗り切って見せる、と奮闘し続けています。時々疲れた時は、海を見たくなりますけど。

田舎に生活する高齢の仏壇職人だった祖父、便利屋や修理者さんとして地域で頼られる存在ですが、父母を亡くし、祖父母に育てられた主人公の徳井は、都会に疲れて田舎に戻ることと、祖父と同居して仕事をサポートすることは一石二鳥です。しかし、徳井には、自分の木工技術で世界と勝負する、という目標もあるはずなので、祖父は自分が足枷になりたくない、とも思っているわけです。

そんな時に、著名なデザイナーから椅子を作る工房に来てほしいと依頼がありました。徳井の制作技術に惚れ込んだ依頼ですが、仲間と一緒に地元で作りたい椅子を作る、は実現できなくなるわけです。徳井の決断とは?

                                

拙者、椅子が好きです。いろいろ座ってみて気に入ったので、実際に探し出して手に入れた椅子もあります。まだ手に入れていないけど、座ったことがあるお気に入りの椅子もあります。


お風呂上りに、お気に入りの音楽を10分でいいから聴くことを目的に買った椅子があります。

玄関で靴を履いたり脱いだりするのにいいと思って買った椅子もあります。チビ子と並んで勉強するために買った椅子もあります。

読書するのによさそうな欲しい椅子があります。正規品を購入するとなると、2年待ちでテニスラケット100本くらいの値段がするようです。

家が椅子ばかりになるのは変ですけど、見て嬉しくて、座って楽しい椅子は、やっぱりいろいろ気になります。

2025-01-13

ねぎ焼き(すじコン入り)

[Νο.3615]

2025年の拙者の目標の底に流れている重要な想いは、とにかくやってみる、続けてみる、だったりします。

ちょっとした事でも自分でやってみるだけで、いろんな事に気がついたり、面白いと感じられればラッキーですし、つまらなかったら別の事をしてみればいいし、くらいの気持ちです。

行ってみる、観てみる、作ってみる、会ってみる、いろいろ楽しもうと思います。

拙者の料理バリエーション、作る自分もマンネリなので、久しぶりにねぎ焼きです。小麦粉を少なめにしたいので、お好み焼きよりもねぎ焼きの方が我が家では人気です。

近所のスーパーで牛すじ肉とコンニャクを買いました。お湯で湯掻いてから刻んで、醤油とみりんと生姜と砂糖を混ぜてコトコト煮込みます。途中で味見して、砂糖と醤油を追加したら、なかなかに美味しいすじコンができました。

ネギを4束ほど刻みましたところで、揚げ玉がないことが発覚。おやつに残っていた、イカフライ(レモン風味)をクラッシュして混ぜて、揚げ玉の代替にしました。

久しぶりにすじコン作りましたけど、簡単ですし、安くて美味しいし、いいメニューだと思います。脂多いじゃんと思いつつ、コラーゲン補給と言い聞かせております。

残ったすじコン、玉子焼きに混ぜて焼いたら、それも家族に好評でした。この週末は、カレーライス、パスタ、ねぎ焼きと作りました。家族も美味しいと食べてくれるし、気分転換にもなるし、まだまだレパートリーが増えるともっと楽しくなりそうです。

読んだ本(2025-#4):ロジカル資料作成トレーニング

[No.3614]

#4「ロジカル資料作成トレーニング」丸 健一

いい資料作りができるように勉強しましょう、となりまして、いい本を読んで回しましょう、となりました。

今までも何度も資料は作ってきたし、難しかった課題設定や関係者との認識共有と結論を導き出してきた経験もあるので、拙者は正直今さらこの本を読んで学びがあるのだろうか、と思っていました。

結論:学びは確かにありました。


原則として、目的、結論、根拠の順で書くこと、があります。

言われると違和感ありませんが、実際には、この原則が徹底されていない発言や資料案が散見されます。

資料のレビューや修正をする機会もありますが、右図のステップを明確に意識することで、冷静に、いつも同じようにレビューや修正ができます。

図にした方がいい時、図にしない方がいい場合、引き算の美学、などの考え方には、そうそうとか、なるほど、と頷くことも多いです。

自分の考えや信念を、他の方に伝わるように、理解してもらえるように、自分で考えて表現してみて、フィードバックを受けてを、続けていく、広く深く速く進められるように、まだまだ実践も必要ですし、成長したいと思います。 

2025-01-12

アオサとカニとワサビのクリームパスタを作りました

 [No.3613]

バターを2片、ニンニク小さいものを1片フライパンに入れて、バターが溶けたら火を止める。

例の海産物の出汁粉小さじ2杯を50cc、カニ缶、ワサビを大さじ1杯を追加して煮立たせて、火を止める。アオサを入れて、生クリームを100cc入れてちょっと煮たせて味見する。


茹でたパスタ麺(今回はスパゲッティーニ)を入れて、再度の味見。バター、海産物の出汁、アオサ、カニもあるので、味付けに塩はまったく使わず。

先日食べたパスタと違って、スープパスタではなくなりましたが、チビ子はスープがない方がいいそうで、今回拙者の作ったパスタの方がいい、と言ってくれました。

レストランで食べた時よりも、カニもトビこも盛りだくさんで楽しめたし、追加でアオサも振りかけて磯の風味もアップしました。

我が家のお気に入りパスタメニュー、拙者の得意バリエーションも増えて嬉しいです。

2025-01-11

久しぶりのカレーライス

[No.3612]

なんやかんやと久しぶりにカレーライスを作りました。ヴァーモントの甘口に中辛をちょっと加えて、タマネギ、ニンジン、ジャガイモと鶏もも肉が具材です。

秘密の隠し味を2種入れて完成です。

カレー専門店でも食べることはありますが、拙者自身が作ったカレーは、なかなか美味しいと思います。家族でモグモグ食べました。明日は朝からカレーライスを食べようと思います。

2025-01-09

読んだ本(2025-#3):それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~

[No.3611]

#3「それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~ 」奥乃 桜子

チビ子から借りたシリーズ、です。

以前の会社で商標調査や登録を担当したことがあります。弁理士さんと打ち合わせをして、対象分野(商品やサービスうなど)を絞り込んだり、して実際に商標登録もしました。まさかビジネスの興行主から使用不可、という回答が後出しジャンケンが来るとは思っていませんでしたけど。

業務委託、協業などの契約については、弁護士の方と一緒にお仕事したこともあります。

製造業の会社で仕事していた時は、技術特許の申請や審査、本当に守りたい技術情報は、特許申請せずに、自社内で営業秘密として厳重に管理する実態も聞くことがデキました。

拙者のような業務経験をしていない人は、商標、特許や契約の仕事は、専門家だけしか担当できない領域、自分にはできないと思うかもしれませんが、そんなことはないと思います。

知的財産や自社やステークホルダーの権利を守ることは、とても有意義な仕事だと思いますし、熱意を持って経験を積める人であれば、いい担当者になれると思います。

そんな世界を、こんなに面白い切り口や登場人物で小説にできるのは、すごいな、と思いました。続編もあるようなので、チビ子に聞いてみようと思います。

2025-01-07

ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団 New Year Concert

[No.3610]

美術とか芸術のプロの作品に触れる機会を、拙者も嬉しいと感じるようになりました。博物館訪問や観劇も楽しめるようになりました。

ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団のコンサートに行きまして、ワルツやポルカをオーケストラで堪能しました。聴いていて楽しくなる曲、知っているあの曲、アンコールではラディッキー行進曲の手拍子を、指揮者に合わせて会場全体で盛り上がる楽しみもありました。

指揮者ヨハネス・ヴィルトナーさんにディスクにサインしてもらいました。コンサート、いいですね。また行こうと思います。

時間とお金は、どのくらい持っているかよりも、どう使うかが人生の豊かさに通じる、が現在の拙者の仮説なのですが、その仮説がより確かに思える経験でした。

2025-01-06

読んだ本(2025-#2):夏のカレー

[No.3609]

#2「夏のカレー」現代の短編小説ベストセレクション2024

三浦しをん、荻原浩、原田ひ香さんというお気に入り作家の他にも、すぐれた短編をまとめて読める、と手に取ってすぐにレジに並んで購入しました。

短編なので、シュールな気分、少し物悲しい結末になることも多くなるのかな、と印象を受けました。

短編では、背景や経緯を最小限に削ぎ落して書くのか、わずかな情報から想像を膨らませるのは、わびしさやさみしさの方が相性がいいのかもしれません。

表題にある「夏のカレー」、学生時代、社会人になってから家族が増えてきた今読むと、いろいろ思い出します。いろんな人と出会い、離れたり、それっきりだったり、再会したりするのですが、それも含めて御縁かと思いました。

大人になってからは、友達がなかなか増えるものではない、が実感です。仕事の仲間と友達は違いますし、仕事や利害関係のない付き合いも、テニススクールくらいです。稀に仕事で知り合った中にも、友達だと思える数人がいるのはラッキーです。

短編のハッピーエンド作品集、あれば読んでみたいです。

2025-01-05

アオサとカニとワサビのクリームパスタ

[No.3608]

レストランでパスタを食べて、美味しいからマネしたくなることがこれまでもありました。

カニとネギとカラスミのパスタ、我が家でよく作りますが、最初はお気に入りのレストランのランチがきっかけでした。

最近食べたパスタ、これもとても美味しいパスタなので、今度マネしてみようと思います。トビコ、カニ、アオサ、ワサビ、そして生クリームも使っているそうです。秘密の隠し味(ある海産物)も教えてもらいました。

スパゲッティーニか、ちょっとだけ細い麺を、少し固めに茹でた感じがいいような気がします。ワサビの量は、大事な気がしますが、とにかく作ってみようと思います。

2025-01-03

夢で母と会って話した(6回目)2年ぶり

[No.3607]

お正月に数年ぶりに親戚15名が集まりました。叔父ファミリーは、我々を久しぶりに迎えるにあたり、ご馳走をたくさん用意してくれていました。その中のメニューの一つがパエリアです。拙者が好きだし、いつも叔母のパエリアを美味しくいただくことを憶えてくれていて、拙者が来るならパエリアだよね、と話してくれて準備してくれていました。やっぱりとても美味しかったです。

実家の母は、拙者が帰省する度に、茶碗蒸しを作ってくれていました。拙者の好物だからと、毎回作ってくれて、拙者も帰省した日は、茶碗蒸しをメインに食べていました。そんなことを思い出して、嬉しくパエリアをいただきました。

そんなこともあってか、その晩見た夢で、久しぶりに母が出てくれました。母の夢を見るのは、6回目で2年ぶりです。前回夢見た時と違って、今回はカラーで横顔を見れましたし、表情も見えましたし、声も聞こえました。

3回目の夢を見た時には実践できたのですが、母が見えたことに驚いたり、急いで話しかけると夢が終わってしまうんです。今回は、ちょっと驚いてしまいまして、母の言葉を聞いた後で、夢から目が醒めてしまいました、言葉は憶えていないのですが、それでいいよ、という感じで穏やかに話していました。

親戚で集まってワイワイと賑やかで楽しく、美味しいご馳走を堪能して、夢で母に会えた、そんなお正月になって嬉しかったです。

2025-01-02

読んだ本(2025-#1):その復讐、お預かりします

[No.3606]

#1「その復讐、お預かりします」原田 ひ香

2025年読書の1冊目。原田ひ香作品です。誰かに傷つけられたり、裏切られたり、騙されたりすると、やり返したいとか復讐したくなる衝動に駆られると思います。しかし実際に、復讐するなんてことにはらならない日常だとは思うのですが、復讐屋なる稼業があるとしたら、値段などが許容できるのであれば頼んでみたい気持ちはないでもありません。

手付金100万円で、あとは手間暇と成功報酬と言われたら、頼んでみたくなりますか?

復讐屋のセリフに「復讐するは我にあり」の引用がありました。私、このセリフが聖書の言葉とも知りませんでしたし、意味をまったく逆に勘違いしておりました。

聖書では、復讐は神がするもので、人間はしてはならないという教え、だそうです。我とは神なのです。

誰かを裏切ったり、騙したりすると、そのうち神様に罰せられる、お天道様が見ているから悪いことはしてはダメ、と祖母に言われていましたが、祖母の教えと聖書の言葉は同じことを教えてくれていたという事かもしれません。

誰かや何かを責めることに終始するばかりではなく、自分で切り替えたりすることも大事、とまた気づかされた気もします。

2025-01-01

2025年新年の決意

[No.3605]

明けましておめでとうございます。

2025年の決意をここに記しておきます。自分で予定表を作成し、家族にも公開しておきました。


小さいことかもしれませんが、毎日の15分や30分の取り組みを継続することで、コツコツ頑張る様子をチビ子にも見てもらいたいし、成果も出したいです。チャレンジを楽しむつもり、楽しいのが最強です。


  1. 朝起きたら体重を測る 👉 まずは3月までの体重削減
  2. 出社後、30分資格取得の勉強をする 👉資格試験の合格
  3. 入浴前15分のストレッチとトレーニング 👉 心も体もスリムになる
  4. 週に1回はオンラインの英会話レッスンをする 👉 さらに仕事に活きる英語力
  5. 弓道の稽古を高校卒業以来に再開する 👉 的に向かい集中する